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放っておくと命の危険も!?プール熱に乳児がかかった時の正しい対処法

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梅雨頃から秋頃までに

プール熱という言葉を聞いたことはありますか?

プール熱とは6月~10月ごろまで流行し、
子供が多くかかる病気です。

プール熱とは、「咽頭結膜熱」とも呼ばれ、
アデノウイルス」が原因でかかる病気です。

プールの水を介して人から人へ移ることから
プール熱」と言われています。

今回はそのプール熱について紹介いたします。

プール熱の症状とは?潜伏期間は?

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アデノウイルス」は約50種類以上発見されていますが、
プール熱になり易いのは、その中の3型だけです。

6月~10月にかけて流行し、
ピークは6月末から8月です。

主な症状としては、

咽頭痛(のどの痛み)
・結膜炎
・39℃前後の発熱

の3つです。

この3つが主な症状として表れ、
その他には頭痛や食欲不振、
涙が多く出る、目のかゆみ、まぶしくなる、
などの症状も出る方がいます。

また、多くはありませんが
「腹痛・咳・下痢」といった症状が
出る場合もあります。

基本的に重症化することは少ない病気ですが、
まれに肺炎などになる恐れがあるので
対処には注意が必要です。


アデノウイルス」の潜伏期間は、
2日~14日です。

アデノウイルスは潜伏期間が長いことが特徴なのです。

プール熱に乳児がかかった時の正しい対処法は?

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それでは、
プール熱にかかってしまった時の
対処法についてですが。

 

残念ながら、
プール熱に特効薬はありません。

そのため、

「夏風邪」と同じような対処をしてあげましょう。

まず医療機関にかかり、
そこでもらった薬や点眼類は
しっかりと飲ませましょう。

また、乳児の場合は
目に痒みが出た時に過剰に掻いてしまい、
眼球を傷つける恐れがあるので
注意して様子を見ましょう。

熱が出ると汗を大量にかくため、
脱水症状に陥ることがあります。

そのため、こまめに水分補給をさせてください。

ですが水分補給の際は、
喉が痛いためオレンジジュースのような
刺激のある飲み物は避けましょう。

麦茶や冷めたスープといった
少し冷たくのど越しの良いものを飲ませると良いでしょう。

また、食べ物はゼリーやプリンなど
つるんと食べられるものや、
「おじや」のようなあまり噛まなくて良いもの
食べさせてあげると良いでしょう。

お豆腐などもおすすめですよ。
刺激の少ないものを少しずつ食べさせましょう。

さらに、
発熱しているときは寒さを覚えることがあります。

そのため、様子を見ながら
暖かい毛布を掛けたり、外したりしてあげましょう。

体内の免疫力を高めるために、
睡眠はたっぷりととれるように
工夫してあげてくださいね。

高熱は4日~7日と比較的長く続くことが多いです。

お子様が苦しんでいる姿を見るのは
とても辛いと思いますが、
重症化させないためにしっかりと付き添い
看病してあげてください。

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風呂から大人に感染する!?家族にうつるのを防ぐ方法は?

まず対処をする上で覚えておきたいのは、
アデノウイルスは感染力が非常に強いということです。


では、
家族に感染するのを防ぐには
どうすればよいのでしょうか?

アデノウイルス飛沫感染をするウイルスです。

そのため、感染した子供の咳やくしゃみに含まれる
ウイルスを吸い込まない様にマスクの装着をしましょう。

また、「目やに」も感染源となることがあります。

お子様の目やにを取ってあげる場合は
ティッシュなどの使い捨てできるものを使いましょう。

乳児のおむつを交換する時も同様に、
使い捨ての手袋を使い、
ウイルスが付着しない様に気を付けることが大切です。

 

そのため、おむつ替えや子供の排泄補助後は
しっかりと手を洗い、出来れば手指消毒をしましょう。

 

また、看病で使った洗面器やタオルは
共用するのは避け、使い終わったら
すぐに洗うようにしましょう。


なお、看病で使ったタオルは、
他のものと一緒に洗わないようにしましょう。

洗濯機で洗剤を使って洗っても
感染する可能性があるのです。

そのため分けて洗う方が安全です。

また、お子様が目を擦った手で触った場所は
要注意です。

目を擦ることで手や指にウイルスが付着してしまいます。

手であちこち触ってしまうと
感染源が広がってしまうのです。

自分の手とお子様の手を
こまめに消毒することが大切です。

 

お子様が良く触るドアノブや手すり・おもちゃなどは
できるだけ消毒用エタノールなどで消毒しましょう。


さらに、
発病して日の浅い乳児や子供の感染力はとても強いです。
そのため入浴の順番を最後にし、
健康な家族を先に入浴させましょう。

こうすることで、お風呂のお湯が
ウイルスに汚染されるのを防ぐことができます。

 

まずは、看病する自分や周りの大人が
感染しないことが大切です。

ここはきちんと覚えておきましょう。

実際に大人がかかった時の症状は

子供のとさほど変化はありません。

咽頭炎や発熱、結膜炎の症状が表れ、
涙が出るなどの症状が出てきます。

大人の場合、症状は3日~5日ほど続くと言われており、
約1週間~2週間で快方に向かいます。

ですが大人の場合、
注意しなければならないことがあります。

それは、大人のプール熱の方が、
乳児が感染したものよりも「重症化」しやすいのです。

重症化しやすいケースとしては、
・高齢者
・心肺機能や免疫機能が低下している
・基礎疾患のある方

この場合は、肺炎になる可能性があります。

さらにアデノウイルスの型によっては、
呼吸障害や細菌の二次感染などを
引き起こす危険性もあるのです。

大人の二次感染はとても恐ろしいと言えます。

まとめ

プール熱には特効薬がなく、
夏風邪のような看病の仕方しかできません。

歯痒く思うかもしれませんが、
それでもしっかりと受診し看病をし、
体力を回復させてあげれば心配ありません。

ただ、お子様を案じるあまり、
ご自分の感染対策を怠らない様に注意しましょう。

乳児がかかるプール熱よりも
大人の方が症状は軽いと言われていますが、
重症化すれば大人は命にかかわります。

注意して、冷静に対処しましょう。

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