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エスカレーターの右と左で別れる境目はどこ?今日から使える雑学!

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広いようで、せまい日本。

しかし地域による特徴は種類も多く

見ていて飽きません。

 

自分の住む場所や周辺では当たり前としていた

常識さえ隣の町に少し移動するだけで

誰もやっていないことだと知る…。

 

今回はプチ・カルチャーショックとも

呼べてしまうような感覚をご覧ください。

 

題材はエスカレーター』

エスカレーターといえば、

駅やデパートが中心ですね。

みなさんはエスカレーターに乗るとき、

右に立ちますか?それとも左でしょうか?

 

今では関西は右に、関東は左に立つもの

情報が広まったため悩む心配も減りましたが、

関西でも左に立つ地域はあるのか。

 

それではさっそく、調査の結果を

見ていきましょう!

 エスカレーターの右と左で別れる境目はどこから?

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関東から関西へ、もしくはその逆の駅に

降り立った際自分がエスカレーターに乗る

先頭になってしまったら。

 

右に立てば良いのか、左に立てば良いのか。

急いでいる人の邪魔にもなってしまいますから、

悩んでしまう人も多いですよね。

 

以前に筆者が初めて関西に行ったとき、

立ち位置に自信が無かったので

誰かがエスカレーターに乗って行くのを

少し待ってから、あたかも当たり前かのように

真似して立っていました。

 

そんな「どうすれば正解!?」という

気持ちが、今回の調査でスッキリしたので

みなさんにもお伝えします。

 

エスカレーターの右と左、いったい

どこの地域が境目になっていたのか。

 

調査したところ、ズバリ境目は

右に立っているイメージの強い

『関西』にあったのです。

 

関西の中でも特に右に立つのが

当たり前だと広まっているのは「大阪」で、

回答は7を占めています。

みなさんもここは簡単に

予想できた結果ですよね。

 

次いで「奈良」が約6~7割ほど

と回答し、「兵庫」と「和歌山」も

約6割という結果に。

 

そして「滋賀」は左に立つとの回答が7割…。

つまり、関東側から見て右と左の境目は

「滋賀」にありました。

 

と言いたいところですが、実は

「京都」がさらに左に立つとの回答が多く、

約9割もいたのです!

 

なぜ「関西=右」という情報が

広まっているにも関わらず、

滋賀と京都は関東と同じなのか

気になりますよね。

 

京都では日々多くの観光客が訪れる、

有名な観光スポットなのはみなさん

ご存知のとおり、鍵はそこにあります。

 

国内外からの観光客が多いことで、

首都圏のルールが日本の標準の当たり前として

使われるようになったため、京都では

関東と同じ常識(環境)になっている

場所が激増しました。

 

その変化は滋賀にも伝わり、滋賀の南部が

最も京都の影響を受けて左に立つ空気に

なったのが現在の状態です。

 

右に立つ、と答えた人が多い兵庫の

隣にある「鳥取」と「岡山」ですが、

こちらの回答は“左側”が多い

結果になっています。

 

同じ関西でもこうして違う特徴が

出てくるのはおもしろいものですね。

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同じ日本でエスカレーターの右と左で別れているのはなぜ?

どのような海外のイベントでも内容が

一般受けしそうなら全力で乗っかりにいくのが

「日本」の特徴ですが、エスカレーターの

右と左の文化はなぜ今の形に変化したのか

気になりますよね。

 

この右側・左側に関して、いかにして

現在のこのような形に落ち着いたのかは

未だに確実なものが分かっていません。

 

ただ最有力とされているのは

「1970年開催の大阪万博

と言われています。が、

“片側に立つ”のはじまりは

1967年の大阪にある梅田駅

だと言われています。

 

当時、梅田駅ではロンドンの地下鉄にならって

左側を空けるよう呼びかけを行い、

その後の大阪万博にも同じように

起用されたのです。

 

大阪万博といえば、筆者は真っ先に

太陽の塔”を思い浮かべてしまいますが

注目するのはそこではなく、当時の大阪万博

世界中から集まる人々で会場には

超混雑が発生していたこと。

 

海外からの観光客も当然押しかけ、

ルールやマナーも守る人ばかりではありません。

 

そこでマナーを少しでも

向上させようと導入されたのが

エスカレーターに乗る際は

片方(右)に寄って立つこと』

だったのです。

 

では関東の左に寄るようになった理由は

というと、実は“自然発生”が有力で

スタッフ等からの呼びかけも

ありませんでした。

 

その他にもこのような説があります。

 

昭和24年に道路交通取締法の

一部が改正したことで、

「人は右側、車は左側」に

変わったものの駅や道路まで今までの

“当たり前”を突然変えることまで

できなかった…。

 

車で言う“右が追い越し車線”

という過去からの常識が

今も残っているという説です。

 

昔からの“常識”や“当たり前”ほど、

当時の空気や流れで生まれ浸透したものなので

「これだ!」と言い切れる情報が

とても少ないのが残念ですね。

まとめ

何気なく立つエスカレーター。

今のところ関西に行く予定がなければ、

実際に逆の位置に立つ機会はとても少ないです。

 

ですが、せっかく生まれ住んでいる

日本のことですから、知っていて損には

なりませんし雑学として披露するには

もってこいですよね。

 

最後に、エスカレーターについて

みなさんにぜひ知っておいて

ほしいことがあります。

 

本来、エスカレーターは片側を開けて立ち、

空いた場所をグングンと足早で上がっていく

行為を想定して作られたわけではありません。

 

当たり前として片側が開けられるように

なりましたが、日本エレベーター協会

思わぬ事故が発生するという可能性から

安全面に問題ありとの意見が

以前から出ています。

 

ですからエレベーターに乗るときは、

片側を空ける空けないどちらを選ぶにしても、

手すりにしっかりと捕まり、慌てて

せまい幅を駆け上がったりしないように

注意してくださいね。

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