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百日咳のワクチンの効果や副作用は?いつから予防接種できる?

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最近、大人に増えている百日咳。

咳・鼻水・微熱といった
風邪に似た症状からはじまり
息を吸えないような間隔の咳。

呼吸時の異音という辛い症状で
大人でもなりたくない病気です。

ですが百日咳にかかったのが
小さなお子さんだったら。

彼らは自分の調子の悪さを
伝えることができず、
保護者が第三者の目線で
子どもの様子を察しあげることしか
できませんよね。

そこで必要になってくるのが
「予防接種」です。

今回は百日咳の予防接種や副作用、
子どもと大人でいつから
予防接種が可能なのかについて
ご紹介していきます!

百日咳の症状は?

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まずは百日咳の症状から。

百日咳の症状は、

・短い間隔で咳が連続する

・息を吸うと高音が鳴る

・鼻水や発熱もある

以上が挙げられます。

この病気の最大の特徴は
上の2つで「咳」と「呼吸音」

咳は呼吸ができないほどの間隔で続き、
息を吸うと“ヒュー”と
高い音が鳴るのでとても印象的です。

これらの様子や咳き込み、呼吸音は
一度聞いたら忘れられません。

百日咳のワクチンの効果や副作用は?

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次にワクチンについて
お伝えしましょう。

百日咳のワクチンは
「四種混合ワクチン」で
摂取するものです。

四種混合ワクチンには
ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ」
の4種類に対して
予防ができる効果が備わっています。

簡単に病気の症状を挙げるとすれば、

ジフテリア:喉の痛み・倦怠感

・百日咳:6週間前後のひどい咳

破傷風:傷口への感染症

・ポリオ:下痢や麻痺

以上のようになります。

上に挙げた病名は
命に関わってくる危険な病気ばかりで
接種はほぼ必須と言っても良いワクチンです。

ですがただ「良い物」、
これだけではありません。

薬ですから副作用もあります。

四種混合ワクチンを接種すると
人によっては

「発熱」
「接種部位が赤くなる(少し腫れる)」
「しこり」

がおこることもあります。

この副作用は通常2~3日で
自然に消えてしまいます。

もし接種後3~4日経っても
副作用が消えない時は
予防接種を受けた医療機関
連絡をとり確認しましょう。

もしワクチンを摂取した後に
けいれんが起きてしまったら
様子見などはせず、
すぐに病院へ駆け込んでください。

百日咳のワクチンはいつから予防接種できる?

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発作のような咳が長く
続いてしまう百日咳。

想像するだけでも辛いと分かるため
なるべく早く対処したいものですよね。

人が百日咳のワクチン、
つまり四種混合ワクチンを
摂取できるようになるのは
最速で「生後3ヶ月」になります。

よく赤ちゃんは母親から多くの病気に対して
免疫を貰って生まれてくるとは言いますが、
母親からもらえる百日咳の免疫はかなり弱め。

ですから可能な場合は生後3ヶ月が経過したら
さっそく予防接種を受けることが
ベストとされているのです。

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子供が百日咳の予防接種したのにかかることはある?

もちろんワクチンにどれだけ
予防する効果があっても
絶対にその病気にかからない
というものではありません。

百日咳のワクチンとは違いますが、
インフルエンザの予防接種も
絶対にインフルエンザにならない
とは医者も言ってくれませんよね。

特にインフルエンザの場合は
種類もありますし…。

さらに体で作られる百日咳の免疫というのは、
10年前後で少なくなります。

ですから生後3ヶ月で予防接種をしても
早ければ10年後の小学生あたりで
百日咳の免疫力が完全に無くなるのです。

小学生で百日咳になってしまう人が増えるのは
この理由ですね。

じゃあ打っても打たなくても同じじゃないか、
という人も出てきてしまいそうですが、
先ほどお伝えしたように
例の4種類の病気は命に関わるものばかりです。

特に乳幼児だと肺炎や脳症を併発して
重症化するケースがとても多いので
しっかり予防してあげましょう。

子供から感染しない為に百日咳の予防接種は大人もできる?

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上の項目を読まれた方なら
察しているとは思いますが、
子供の頃に四種混合を接種していても
すでに百日咳の免疫は消えてしまっています。

ということは、子どもから
大人へ感染することもありますし
その逆もありえるということ。

そのことを知らず

小さい頃に四種混合のワクチンを
打っているから自分は平気だ

そう思ってしまう人がとても多いのが
この予防接種の弱点になっています。

百日咳の予防接種は
四種混合ワクチンですが、
大人でも受けることは可能です。

人によっては効果が薄まる10年単位で
定期的に行っている人もいるほどです。

ただ先ほどもお伝えしたように

「過去に打っているから平気」

そう思い込んでしまっている人が多いせいで、
毎年この病にかかってしまう人数は
増減しているものの
劇的に減ったという報告は一切ありません。

生後3ヶ月で四種混合ワクチンを受ける時に
一緒に住んでいる親や家族も
同じタイミングで接種したほうが
子どもへの感染を防ぐことができます。

まとめ

同じ咳で苦しむ病気のマイコプラズマ肺炎
勘違いしてしまいがちな「百日咳」ですが、
マイコプラズマ肺炎
名前の通り「肺炎」の一種。

マイコプラズマは自然治癒が可能なだけではなく、
薬もきちんと存在しているのに対し、
百日咳の長引く咳には有効な薬が未だに無いのです。

発見が早く早期であれば抗生物質が有効ですが
咳をしていたらまず一般の人が疑うのは
「風邪」ですよね。

生後3ヶ月以上の赤ちゃんだけでなく
学校や会社で百日咳が流行りだしたら
ぜひみなさんも予防接種を考えてみてください。

息ができないほどの咳は本当に辛いので、
みなさんが今後も百日咳にかからないことを
祈るばかりです。

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