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2017年麻疹の発生状況は史上最悪!?大人と子供が予防接種する時期は?

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麻疹とは、麻疹ウイルスによる
急性熱性発疹性のウイルス感染 症です。

感染力が非常に強く、
発症した人から人へと感染していきます。
重症化すると死亡の恐れもある、
とても怖い感染症なのです。

麻疹は、接触感染、飛沫感染
空気感染のいずれでも感染します。

接触感染とは、感染者に直接触れたり、
感染者が触れた物を触ることで、
ウイルスが付着し感染します。

飛沫感染は、感染者のくしゃみなどで、
ウイルスが唾液と共に飛び散り、
感染することを言います。

そして空気感染は、ウイルスが空気中に漂い、
1m以上離れた人も空気から
感染してしまうことを言います。

そうです、つまり麻疹に感染する危険は
どこにでもあるということです。

1m先を歩いている知らない人が、
もし麻疹にかかっていたら、
自分や子供も空気感染してしまう可能性があるなんて、
よく考えたら怖すぎますよね。

そこで今回は、
2017年の麻疹の発生状況と
予防接種すべき時期について
紹介いたします。

2017年麻疹の発生状況は?

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それでは2017年、麻疹はどれくらい
発生しているのでしょうか?

実は、今年の麻疹の患者数が、
昨年1年間の159人をすでに上回っていて、
8月6日現在で168人になったことが、
先日国立感染症研究から発表されました。

日本は、国内に由来する麻疹ウイルスが存在しない
「排除国」に指定されています。

つまり、誰かが海外から
麻疹ウイルスを持って来てしまって、
それが感染して広がっている
ということです。

これから夏休みなどで、
海外旅行に行かれる方も多いですよね。

今は、特に東南アジアで麻疹が流行っており、
日本人が感染する地域1位はインドネシアです。

東南アジア方面に行く予定のある方は、
ぜひ気をつけてくださいね。

予防接種すべき時期とは?赤ちゃんと大人で違う!?

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では、麻疹の予防接種について
紹介いたします。

通常麻疹の予防接種は、
麻疹風疹混合ワクチンです。

この予防接種で、95%以上の人が
麻疹ウイルスに対する抗体を
得ることが出来ると言われています。

これは受けておかない手はないですよね。
そして、ワクチンは2回接種が基本です。

なぜなら、2回接種を受けることで、
1回目の接種で免疫が付かなかった人にも、
2回目で免疫をつけることができるからです。

予防接種の時期についてですが、
幼児の時に定期接種で
2回受けます。

1歳の時に1回と小学校入学前に1回
受けるようになっています。

しかし、麻疹が地域で大流行している時は、
例外的に生後6か月から接種できることもありますので、
かかりつけのお医者さんで確認してください。

そして大人の場合ですが、
大人は生まれた年によって
状況が変わります。

日本で麻疹ワクチンの予防接種が
義務化されたのは1978年です。

なので1977年以前に生まれた人の中には、
麻疹の予防接種を1度も受けたことがない人が
多くいます。

そして、
2回の予防接種が義務付けられたのが1990年です。

つまり、
1978年から1990年生まれの人は、
予防接種を1回しか受けていないことになります。

自分が麻疹の抗体を持っているかどうかは、
検査をすれば分かりますので、
1990年以前に生まれた方は、
ぜひ病院で抗体検査をしてみてください。

yakunitatsuchisiki.hatenablog.com

 

 

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麻疹の症状とは?

そもそも、麻疹にかかるとどんな症状が
出てくるのでしょうか?

まず、10〜12日の潜伏期を経て、
発症すると発熱が始まります。

38℃以上の発熱が数日続き、
咳や鼻水が出たり、結膜炎などの症状が
強く表れることもあります。

感染力が一番強いのがこの時期です。

その後解熱に向かうことがありますが、
そこで油断は禁物です。

そこから発疹が現れ、
39℃の熱が数日続くようになります。

発疹が出てから1日~2日で、
口腔粘膜に白い粘膜疹も出てきます。

この白い粘膜疹は麻疹の特徴なので、
病院などではこれを確認して
診断することが多いです。

発疹は顔から体へと徐々に全身へと広がっていきます。

そして、麻疹で心配されるのが合併症です。

麻疹にかかると、免疫機能が低下するので、
合併症を併発しやすくなってしまうんですね。

肺炎や中耳炎、脳炎などを合併することがあり、
それが原因で後に深刻な後遺症を
残してしまうこともあります。

そんな恐ろしい麻疹ですが、
予防接種をすることで予防できるんです。

麻疹の好発年齢は2歳までの幼児だとされています。

そして最近では、成人麻疹も増えており、
10〜20代での発症も多く報告されています。

1歳、2歳のまだ小さな体に、
麻疹はあまりにも酷すぎます。

せっかくワクチンで防げるのですから、
きちんと予防接種を受けさせてあげてください。

まとめ

いかがでしたか。

麻疹は感染力が強く、恐ろしい感染症ですが、
予防接種で防げる病気です。

特に、妊娠中に麻疹にかかると
胎児に影響が出ることも多いので
残念ながら、妊娠してから
予防接種を受けることはできません。

ですので、前もって
準備しておくことが大切なんですね。

そして、気をつけないといけないのは
女性だけではありません。

麻疹は空気でも感染するので、
例えば奥さんが妊娠中とか、
赤ちゃんが生まれたばかりの家庭で、
家族の誰かが麻疹にかかると
それは大変な脅威です。

ですので、男性の方もぜひ他人事と思わず、
予防接種を受けるようにしてくださいね。

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