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ヒアリは既に東京にもいた!今すぐ知るべき刺された時の症状や対処法!

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外を歩けばどこにでもいるアリ。

家の中でも甘いものを放置してしまって
アリが行列を作って家に入ってきたという
経験をした人もいるでしょう。

ハネアリなんかはかなり厄介ですが
“アリ”は昆虫のなかでも
私たち人間に馴染みのある生き物ですよね。

それでは“ヒアリ” という生き物を知っていますか?

漢字で書くと「火蟻」
これは猛毒をもったアリの一種なのです。

つい最近も
兵庫県のコンテナから発見されたというニュース、
その続報が出てきています。

今回、ヒアリについて
刺されたときの症状や対処法について
紹介いたします。

ヒアリ(火蟻)とはどのような虫なの?

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「火蟻」という字からも想像できるように
ヒアリに刺されると
「火傷をしたような痛み」
を感じます。

その痛みは、
牛や豚などのアリよりも何百倍も大きい哺乳類が
大暴れするほどの痛みなのだとか。

ネズミや爬虫類などの比較的小さな生き物なら
集団で襲って倒してしまうほどの力があります。

もともとは、中南米に生息している外来種です。

現在の生息地は

・アメリカ

カリブ海

・オーストラリア

・タイ

・台湾

・フィリピン

・香港

・中国

であることが確認されています。

ヒアリは「世界の侵略的外来種ワースト100」
に入っています。

これは、本来の生息域以外の土地に侵入し
他の生態系や人間活動への影響が大きい生き物のリストです。

アリといえば甘いものが好きなイメージがありますよね。

ですが、ヒアリは雑食系ですので
もともとそこに生息していた他のアリや昆虫
爬虫類、小さい哺乳類も食べてしまいます。

さらに、女王アリは一日に約100個の卵を産むので
アリクイなどの外敵がいない限り
爆発的に増加します。

生態系を崩すのは目に見えていますね。

ヒアリはスズメバチのような
毒針をもち、何度でも刺してきます。

その毒もかなり強力で
アメリカでは年間に約8万人の被害が報告されており
そのうち約100人以上がアレルギー反応によって
命を落としています。

ヒアリの特徴は、
普通のアリに比べて全体的に赤茶色をしていて、
腹部は黒っぽい色をしています。

ですが、アリはアリですから
やはり大きさは2ミリ~6ミリほど。

専門家でも見た目での判断は難しいと言われています。

ヒアリかどうか確かめるために
近づいていたら刺されたなんてことになったら
元も子もないですよね。

また、地面に掘って作る巣ではなく
土や砂でドームのような「アリ塚」を作ります。

また、普通のアリよりも動きが素早いというのも特徴です。

ヒアリはとても攻撃性が強く
巣が刺激されたりすると
集団で一斉に襲い掛かってきます。

決してヒアリにも巣にも近づいてはいけません。

ヒアリに刺されたときの症状や対処法は?

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強い毒を持っていますが
その毒に対する反応は人それぞれです。

軽度:火傷をしたような痛み、かゆみ
   10時間後くらいに膿が出てくる

中度:部分的/全身にかゆみを伴うじんましん

重度:呼吸困難・意識障害・血圧低下
   最悪の場合アナフィラキシーショック
   命の危険もある

これは、ヒアリの毒に対するアレルギーを
持っているかどうかによって変わります。

ですが、自分自身がアレルギーを持っているかどうか
知らない人がほとんどですよね。

現時点でハチ毒アレルギーを持っている人は
特に注意して下さい。

外来種のヒアリですが
市販の殺虫スプレーは効果があります。

ですが、前述したように
刺激されると集団で襲ってくる危険性があるので
こちらから攻撃することは得策とは言えません。

小さなアリですから、
ハチのように警戒しないですよね。

万が一、刺されてしまったら
まずは20~30分ほど安静にし、
体調の変化に注意を払ってください。

パニックになってしまいそうですが
安静にすることがとても重要です。

刺された箇所をつまんだりするのは
絶対にやめてください。

犯人がヒアリだった場合、
症状が出てくるのはとても速いです。

急変したら、すぐに病院で診察を受けましょう。
アナフィラキシーショックに陥った場合は
速やかに救急車を呼んでください。

軽度・中度の症状でも
必ず医療機関で診察を受けてください。

一度目は大丈夫でも
アレルギーの抗体ができ
二度目以降でアナフィラキシーショックに陥る
危険性が高まります。

私は、以前誤ってハチの巣を刺激してしまい
かなりの量のハチに囲まれたことがあります。

毒などは持っていない比較的安全なハチだったので
数か所刺されましたが、熱が出た程度で済みました。

それでも、刺されたときは痛かったですし、
本当にハチが苦手になりました。

ヒアリは何十倍も痛くて、
毒も持っているわけですから
考えるだけでも恐ろしいです。

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ヒアリが既に日本にいる可能性は?どうやってやってきた?

この恐ろしいヒアリ、
実は日本でも発見されました。

場所は、兵庫県尼崎市の港です。

その数はおよそ100匹。
実はこのヒアリについて
2015年の新聞に “ヒアリ日本上陸危機” として
警告されていました。

これが2年後の現在、
本当に上陸してしまったのです。

どのように上陸したかというと
中国、広州市から船で運ばれてきたコンテナ内で
初めて確認されました。

確認されたヒアリは死滅し、環境省によると、
現時点で定着し繁殖している可能性は低いとのことですが、
安心はできません。

天敵がいない環境では、
完全に根絶することは非常に難しいので
一度たりとも定着を許してはいけないのです。

まとめ

今後、TPPにより貿易が活発化すると
今回のように、輸入貨物からヒアリが侵入してくる可能性が
格段に上がってしまいます。

ヒアリだけでなく、その他の外来種
ウイルスの侵入の危険性も高まります。

その証拠に、実際にヒアリは
中南米から出て、北アメリカ、オーストラリア、アジア
にまで広がっています。

人間がいったいどこまでその侵入を防ぐことができるのか、、、
これからの課題ですね。

ただ、万が一蟻に刺されて異常を感じたら
すぐに応急処置をすることや救急車を呼ぶなどの
対応をしましょう。

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