役立つ知識を集めたブログ

役立つ知識を集めたブログ

色々なジャンルで役に立つ知識を集めたごちゃまぜのブログ

勉強嫌いな小学生でもわかる!学校の夏休みを短縮する目的や背景は?

スポンサーリンク
 

子どもたちにとってはとても楽しみな夏休みですが、
今その夏休みが大きく変わろうとしています。

地域によっては夏休みを短縮する学校が
出てきているのです。

夏休みを短縮するには
どのような背景や目的があるのでしょうか。
紹介いたします。

学校の夏休みを短縮する背景や目的は?

f:id:sawamurajin:20170609231605j:plain

子どもたちの最大の楽しみである夏休みですが、
一部の地域では夏休みが
短縮されているところもあります。

なぜ、夏休みが短縮されているのでしょうか。

〔授業時間不足〕
小学校などでは学習内容が増えているにも関わらず、
様々な行事も行われており
その行事ごとに準備に相当な時間を取られていると言います。

そのため時間割通りに授業が行われているのは
年に数日、この科目ではこの部分の学習はしない
ということが起こっている小学校も多くあります。

ベテランの先生であっても、
時間割通りにすべてを教えるのが厳しい状況が見られます。

保護者から見ても十分とは言えない授業内容で、
子どもが理解していなくても
どんどん先に進んでしまうということもあります。

通常でも授業時間が足りていない中で、
災害による臨時休校やインフルエンザなどが原因の
学級閉鎖などがあると、
さらに授業時間が足りないということが
夏休み短縮の背景にあります。

〔先生の労働時間〕
先生の労働時間の長さは
他の職種に比べると大幅に長くなっています。

小学校の先生の平均出勤時間は7時31分、
平均退勤時間は19時37分となっています。

労働者全般の平均出退勤時間が
8時2分、18時52分に比べてみると
先生は職場にいる時間が長いということがわかります。

労働時間は、小学校で約73%、
中学校で約87%の先生が週60時間以上
勤務しているという結果が出ています。

週60時間以上の勤務というと、
月の残業時間は80時間強に相当します。

これは、
過重労働だと指摘されている勤務医と比べても
多い数字になります。

また、先生は給特法という法律により、
残業代が調整されているため
月70時間以上はサービス残業を行っていることになります。

地域によって異なる!?夏休みを短縮する学校はどんなところ?

f:id:sawamurajin:20170509231647j:plain

小学校の短縮は全国一律というわけではなく、
それぞれの地域によって
理由や短縮期間などに違いがあります。

〔大分の小学校〕
大分の小学校では
夏休みが1週間ほど短くなるところがあります。

大分市では台風の影響で
2日間休校になった学校もあります。

災害などの影響で臨時休校があると
授業時間数が不足する可能性もあるとして
夏休みを8月31日から24日に前倒しし、
夏休みが1週間短くなります。

静岡県吉田町〕
吉田町の小学校の先生の
月の平均残業時間は57.6時間にも及ぶといわれています。

そこで、1日の授業時間を短縮することが決定しました。

これにより残業時間は減りましたが、
子どもたちの登校日が増え、
結果夏休みも4日間減りました。

しかし、それでも先生の残業時間は
ほとんど減ることがなかったため
さらに1日の授業時間を減らすため、
夏休みがお盆を含めた10日間に減ると言います。

スポンサーリンク
 

夏休みを短縮してメリット、デメリットは?

夏休みを短縮することで
どのようなメリット、デメリットがあるのでしょう。

〔メリット:授業時間が増える〕
現状では授業時間が足りず、
学習内容の中で学習できない部分があります。

夏休みを短縮し授業時間を増やすことで、
学習できない部分が減ります。

義務教育であるにも関わらず、
子どもたちの理解を深めるような指導や
理解度に合わせた授業ができていないのが現状です。

授業時間が増え、
よりよい教育活動ができるというのは
メリットになるでしょう。

 

〔メリット:子供との過ごし方に悩むママが助かる〕

1日子供が休みでも困らなくても

長い期間子供が家に居るとどのように過ごすか

悩んでいるママさんもいます。

 

そういったママさんにとって、

子供が学校に行ってくれることは

少し気が楽になります。


〔デメリット:暑さの中では勉強がはかどらない〕
夏休み中は猛暑、残暑が厳しい時期になるため、
暑い中で授業を行ったとしても
学習ははかどらないと言われています。

保護者からも冷房などが設置されるのであれば賛成
という声も多くあります。

〔デメリット:家族との時間が減る〕
夏休みは普段できないことを体験したり、
家族と長く過ごす大切な時間でもあります。

家族で旅行をするという計画を立てる中で、
夏休みの最後の1週間は旅行代金が
一番下がる時期でもあり、
この時期に計画しているという方も多くいます。

家族旅行というのは、
後に大切な思い出にもなりますので、
その機会がなくなってしまうというのは
デメリットになるのではないでしょうか。

〔デメリット:宿題を早く仕上げなければならない〕
夏休みが短縮されるということは、
夏休みの宿題も早めに仕上げなければなりません。

しかし、宿題の中には
自由研究や読書感想文などじっくりと時間をかけて
仕上げたいものというのもあります。

あと1週間あれば、より深い段階の研究などができたと
悔しい思いをするということも起こりかねません。

まとめ

いかがでしたか?

子どもたちにとって楽しみな夏休みが
短縮されるのには、
授業時間の確保や先生の労働時間削減などの理由が
背景にあります。

指導内容に沿った十分な授業が
できていないのが現状ですので、
授業時間が増え子どもたちに合わせた
指導ができるというのはメリットであります。

しかし、大切な家族との時間が減ってしまう、
猛暑の中での勉強は大きな成果を
得られないなどデメリットも多いです。

スポンサーリンク