役立つ知識を集めたブログ

役立つ知識を集めたブログ

色々なジャンルで役に立つ知識を集めたごちゃまぜのブログ

煽り運転をされて急ブレーキして追突されたら過失割合はどうなる?

スポンサーリンク
 

つい最近起きてしまった
悲しい事件で注目され
大きな問題になっている
車の“煽り運転”。

 

悲惨な交通事故を起こしかねない
交通ルールを無視した無謀な運転は
目撃、遭遇した人にとって
迷惑でしかありませんよね。

 

ですがそんな迷惑運転をする側の人間は
自分が悪い事をしていると考えることは絶対になく、
ピッタリと後ろに張り付いたり
右へ左へと車を揺らすのです。

 

そんなイライラする煽り運転をされたとき、
あなたは急ブレーキをかけて
後ろの車に離れるよう
促したことはあるでしょうか。

 

その対処、とても有効な手段のように思えますが
事故が起きてしまう危険も含め、
実はとても危険なことなんです。

 

今回は煽り運転をされたとき、
急ブレーキをかけて追突や事故が
起きてしまった場合の過失について
お伝えします!

煽り運転されて急ブレーキして追突されたら自分の責任になる?

f:id:sawamurajin:20171027051218j:plain


先日、高速道路で煽り運転によるニュースがあったので、
今まで以上に日本が注目している
危険行為のひとつ“煽り運転”。

 

煽り運転とは前方を走る車に
道路をゆずれと強く要求する
いやがらせ運転のことですね。

 

方法はさまざまで、車間距離を
異常なまでに詰めてきたり
ハイビームやクラクションを
必要のないタイミングで使う、
追い越すときの幅寄せもそうです。

 

いったい何が気に食わなくて
そんな無茶な行動をしてきているのかと
理解に苦しみますが
煽り運転をする人は
残念ながらいますよね。

 

これらの危険な運転は
交通事故をいつ起こしても
おかしくない行為ですから、
やられた側は怒りと同時に
恐怖でしかありません。

 

煽り運転の対処法として
急ブレーキをわざとかけ、
あえて車間距離をあけるよう
促す人も多いのですが

 

もし本当に追突された場合、
あなたにも過失が生まれる
可能性は十分にあります。

 

もちろん目の前に人や動物が
飛び出してきた等の急ブレーキで
追突事故が起きた場合は、
道路交通法26条の「車間距離の保持」によって
煽り運転をした人が100%悪いです。

 

ですが
その急ブレーキを故意に起こしたと
判断されてしまった場合は、
前方を走っていた車にも
過失割合が生じてしまいます。

 

最悪の場合、煽り運転をしていた側が
ドライブレコーダーを搭載していて、
急ブレーキ映像が故意に行われた証拠として
認められてしまえば
過失の割合も大きくなってしまうのです。

 

ですから、どれだけ煽り運転をされて
イライラしてしまっても
急ブレーキをかけるのはやめましょう。

 

そして、そんな運転者と関わらないように
さっさと道を譲ってしまったほうが
スッキリと運転できます。

 

また、「勝手にやってろ」精神で
あえて無視して自分の運転に
集中しても何の問題もありません。

 

もし助手席に誰かを乗せて
走行していた場合や
自分の車にドライブレコーダーがない場合は
助手席の人にスマホなどで
状況を録画をしてもらうと、
いざという時にとても役立ちますよ。

 

最近ではドライブレコーダー
とても売れているとの情報が
多くありますので、
まだ買えないという方は
助手席に座る人に
協力を求めましょう。

スポンサーリンク
 

100%相手の責任になるための条件は?裁判所の判 例はある?

それではどうすれば自分に
まったく非はないと主張し
100%相手が悪いと
判断してもらえるか
という話しに移りましょう。

 

ここでひとつみなさんに
お伝えしたい判例があるので
ご紹介します。

 

平成24年に栃木県の国道で
被害にあったのは18歳の女性と
女子大生だった19歳の女性でした。

 

元交際相手だった男性が女性を
たまたまコンビニで見つけ、
「脅かしてやろう」と煽り運転
し続けたことで事件は起きました。

 

女性は煽ってくる運転手の
顔が見えず恐怖にかられ、
安全確認が不十分なまま走行し
交差点から出てきたもう一人の
女性が運転する自動車と衝突。

 

男性はその様子を見て現場から
逃走してしまいますが、
ぶつけられた女子大生は
1年以上も意識不明の重体だったのです。

 

その後、煽り運転により
事故を誘発させたとして
ドライバーの男性は「危険運転傷害」と
道路交通法違反のひき逃げの罪」で
懲役6年の判決を言い渡されました。

 

追突の判例ではありませんが、
煽り運転による事故というのは
上に挙げた判例のように

事故が起きた原因が
煽ってくるドライバーだと
裁判所に認識させることが
最も重要になります。

 

つまり、とにかく自分に過失が
生じてしまわないよう、
道路交通法に触れない安全な
運転と平常心を心がけることが
1番になります。

 

もし故意のブレーキで
追突事故が起きてしまった場合、
その事故が「故意かどうか」の
立証をするのは煽っていた車を
運転していたドライバーであり、
あなたではありません。

 

「故意」の立証は難しいとはいえ、
監視カメラがそこら中にある時代ですから、
不利になるような行動は
控えることが大切なのです。

まとめ

筆者も軽自動車や小さな
車を乗ることが多いため、
数え切れないほど煽り運転
された経験があります。

 

軽自動車だと特に煽られやすい傾向がありますが、
その理由にはどれも煽る側の
勝手な理由がほとんど。

 

「お前は教習所で何を学んだんだ」
なんて逆に説教してやろうかと
文句を言いながら怒鳴りこんでくる人も
少なくありません。

 

だからこそ煽られる恐怖や苛立ちは
煽る側には絶対に伝わることはありませんし、
それを無理に伝えようと
しなくていいものです。

 

安全に、そして快適に運転をするために
私たちは煽り運転をする
ドライバーのことなんて
いちいち気にかけてあげる必要はありません。

 

自分をしっかりと持ち、
冷静に対処していきましょう。

スポンサーリンク