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今話題の時差ビズとは!?あなたの働き方が大幅に変化する!?

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東京都は2017年7月11日から7月25日まで
時差ビズキャンペーンを始めました。

260社の協力を得て始まった
新しい取り組みです。

時差ビズって何?

時間をズラして出社するだけでしょ?

フレックスタイム制度と何が違うの?

自分たちの生活に何か影響する?

様々な、疑問があるかと思いますが、
ただの時差出勤が目的の取り組みではありません。

では、時差ビズとは一体何なのか。
詳しく紹介いたします。

時差ビズとは何!?誰が言い始めた?

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まず、時差ビズ、
誰が言い始めたのでしょうか?

それは、小池グリーンでおなじみの
小池都知事です。

小池百合子東京都知事の公約である
「満員電車ゼロ」の政策が
もととなってスタートしました。

かなり気合の入った政策となっています。

通勤時間帯をずらすことを意味する
オフピーク通勤」という考え方は
前々からありましたが、
今回は時差ビズということで
具体的に動き出しました。

また「ビズ」を持ち出していると
ネーミングセンスを問う声も聞こえますが、
小池百合子氏は環境省時代の2005年に
クールビズにも関わっています。

その流れであえてつけたものと予想されます。
クールビズに関してはかなりの定着率となりました。

空いている時間に通勤することの快適さをわかってもらい
まずは通勤環境が変わると働きやすいなという感覚を
感じてもらえればと都知事は語っています。

それが生産性の向上につながるとの考えです。
定着させるためには、
徹底してやることが重要と
知事は語っています。

さらに満員電車や長時間労働は、
高度成長時代の名残であり
その意識をどうにか変えたい
と小池知事は主張しています。

3年後に開催される東京オリンピック
パラリンピックの期間中に予想される
東京都心の混雑の緩和も目的の一つとなっていて
来年度以降も時差ビズキャンペーンは実施してく
ということです。

時差ビズの実態とは?

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まず、「時差」ということから想像されるように
「時差出勤」というのがキーワードとして挙げられます。

今回、時差ビズが取りいれられるようになった背景として
前述したように満員電車の問題があります。

狭い車両に押し込まれ通勤する姿を目にする機会や、
実際に満員電車での通勤を行っている方も
多いのではないでしょうか?

つまり、通勤ラッシュである8時~9時辺りの通勤を避け、
早い時間や、遅い時間の通勤ができるようにしましょう
ということが、時差ビズの活動の一つなのです。

具体的に説明しましょう。

東急鉄道は一部区間で平日朝の6時台に
臨時特急の時差Bizライナー
21日まで運転します。

時差Bizライナーは通常の急行列車よりも
停まる駅が少なくなっていて、
スムーズで快適な通勤が可能となっています。

東京メトロも朝の6時台に増発します。

都営地下鉄では早朝ラッシュ前やラッシュ後の
空いた時間帯に駅で専用端末にICをかざすことで
ポイントが付与されます。

そして抽選で景品が当たります。

キャンペーン期間終了後は、
都は効果の高かった取り組みを紹介するなどし、
普及に努めるとのことです。

ちなみに、このような取り組みは
2012年ロンドン五輪の期間中にも導入されました。
そしてそれなりの結果が出ています。

イギリス人の働き方が変わったとして
それはソフトレガシーと呼ばれるまでになりました。

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「時差」だけじゃない!!キーワードは快適通勤

そうすると、

「始業時間が9時からだから、
必要以上に早い時間や、
始業時間に間に合わないような遅い時間に
出勤するなんてできないよ」

と思われる方がいるかと思います。

時差ビズでは、それも踏まえ

「フレックスワークの導入」や

サマータイムの導入」

といった活動も推奨しています。

さらには「テレワーク」も推奨しています。
「テレワーク」聞き慣れない言葉ですよね。

要は、通信環境下での在宅ワークということなのです。

つまり、「通勤」をする必要がなく、
自宅で仕事をすることができる
ということです。

このように、
実は「時差ビズ」は、
時差出勤だけに留まらない活動を
推奨しているのです。

それもそのはず、
「時差ビズ」は東京都の「快適通勤ムーブメント」
という企画からの一大イベントであると共に

総務省をはじめとする各省庁から出された「テレワークデイ」
東京都産業労働局が推し進める「TOKYO働き方改革宣言企業」
この二つの企画と連携しているのです。

時差ビズによってサラリーマンはどんな変化があるの?

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では、最も大事なところ

「時差ビズが導入されたら、
自分たちの生活にはどんな変化が生まれるのか?」

ということですが、
大きく分けて3点あります。

・満員電車での通勤を避けることができる

「朝出勤する」ただそれだけで
肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまう
満員電車を回避することができます。

出社前にストレスを感じていては
仕事の効率も落ちるし、
満員電車は精神衛生的にも
よくはありません。

東京では2011年度の時点で
1日の電車利用の約4分の1が
8時から9時の間のわずか1時間に集中しています。

最近では2分の1とも言われています。

自分が通勤ピークの時間帯を
避けることができることももちろんですし、
時差ビズが広まり多くの人が分散すれば
それだけピークの時間帯の満員電車も解消されます。

全体的に満員電車を少なくすることができる
という優れた効果が期待できます。

それにプラスしてですが、
昨今話題になっている痴漢被害・痴漢冤罪被害も、
回避しやすくなるという効果も期待できますよね。

・プライベート時間の確保ができる

フレックスタイムやサマータイムが導入されれば
通常よりも早い時間帯から働き始め
夕方の時間を有効に活用することができます。

逆に、遅い時間から働くことによって
朝の時間を有効に活用することができます。

金曜に、早い時間で仕事が終わるように働けば
週末が充実すること間違いなしですね。

港区のとあるIT企業では、
通常の出勤時間である9時半に追加し
朝8時と11時の出勤時間も選べるようにしました。

時差ビズキャンペーンの初日は、30人の社員のうち
17人が時差出勤を活用しました。

3歳の子供を育てる女性の話では
早めの出社によって終わる時間が早くなって
子供と遊ぶ時間が増えて嬉しいと語っています。

さらに短縮出勤ではないので
給料はそのままなとこともいいです
という声があがっています。

朝に働きたい朝方の人も中にはいるでしょうから
そのような人にとっては
一石二鳥と言ってよいですね。

空いた電車に乗ることによって、
ゆったり資格の勉強をすることができて
かると言う人もいます。

臨時運行の電車に乗る人は、
今後もこのような電車があるなら
利用していきたいと便利さを味わっていました。

・働く場所が自由に選択できる

テレワークのシステムが確立されれば
会社にいる必要がないということになります。

そのため、育児休暇中の女性社員が
自宅で仕事ができるため
職場復帰がしやすくなります。

それによって
継続したキャリアプラン
考えることがこれまでより容易になります。

また、急な子供の体調不良時でも
男性・女性問わず休暇を使わず
家で面倒を見ながら仕事をすることができます。

その分を「他のイベントに有給休暇を使う」
といった選択が可能になります。

加えて、帰省する際などに、
テレワークを組み合わせることで、
業務に支障が無いように
帰省プランを立てることができる
などのメリットがあります。

ここまで、メリットを紹介しましたが
少なからずデメリットも存在します。

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時差ビズには実はデメリットもある!?

そのデメリットの中でも一番気になるのは
「他社との兼ね合い」でしょう。

全部の会社が一斉に
足並みをそろえて導入するわけではありません。

それだけ企業の対応にズレが生じます。

例えば、自分が顧客だったときに
トラブルがあって業者に問い合わせをした際

「担当者が10時から出勤なので
それまで待ってください」

といわれた場合、どう思いますか?

「困ってるんだから対応してくれよ」
「すぐに対応してくれる業者に変えよう」

なんて思ってしまいがちですよね。

こういったケースも考えられますが、
業務のスケジューリングを丁寧に行うことや
テレワークでのオンライン会議などが充実していけば
デメリットも解消していけるかもしれません。

その他にも、企業内において、
それぞれの出勤時間が変わって
業務に滞ってしまうことが想定されます。

早くきた人が周りに合わせて待ちになってしまい
結局は残業してしまっては
不満が出てきますからね。

新しい形の業務連携を検討し、
実施していくことが必要になります。

まとめ

ここまで、時差ビズについて
お話してきましたがいかがでしたか?

時差ビズが単なる時差出勤に留まらない活動である
という点はご理解いただけましたか。

より良い職場環境で
より効率的に
より気持ちよく働くための
きっかけの合言葉「時差ビズ」

自分の会社は参加してない!!
という方は、働き方を考えるきっかけとして
職場で話題にしてみませんか?

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