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小学生でもわかる!トランプ大統領によるキューバ政策の方針とは?

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最近はロシアゲートで揺れるトランプ大統領ですが
そもそも今のアメリカの政権が
バタバタしている印象となっているのはそれに限らず

トランプ大統領が前任の大統領のオバマさんの政策を
片っ端から否定していることも挙げられます。

その代表的な例のひとつが
オバマ前大統領のレガシーといわれた
キューバ政策であるわけですが

今回は
トランプ大統領とキューバ政策について
紹介いたします。

これまでのアメリカとキューバとの関係の歴史は?

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キューバは国境を陸で接してはいないまでも
アメリカのすぐ近所の国です。

どれぐらい近所かというと
フロリダとキューバの距離が
九州と韓国ぐらいしか離れていないという
それくらいの近所です。

そのためキューバはアメリカの裏庭
と呼ばれることもあります。


かつてのキューバ
他の多くの南米の国々と同様に
スペインの植民地でした。

約400年ものスペイン植民地時代を経て
念願の独立を果たしたのが1902年――

しかし、それは独立とは名ばかりの
今度はアメリカによる実質的な支配の始まりでした。


当時のキューバ政権は完全にアメリカの言いなり。

これじゃスペインがアメリカに変わっただけじゃねーか!

という批判が国内で噴出し
ついに革命軍によって追い出されてしまいます。

これが1959年のことで、
いわゆるキューバ革命というものです。


それまでアメリカの言いなりになっていた政権と違い
当然言うことを全然聞かない革命政権です。

もちろんのこと、
アメリカはものすごく仲が悪いわけです。

で、「敵の敵は味方」とばかりに
そのキューバ革命政権が近づいたのが
アメリカの宿敵ソビエト連邦だったわけです。

折しも時代は冷戦真っ只中だったわけで
当然の流れでありました。

キューバは1960年にソビエト連邦と国交樹立。
同時に国内に進出してきていた
アメリカ企業の排除を進めます。

頭にきたアメリカは
1961年にキューバとの断交を決定してしまいますが
それでもお互いまったく収まる気配はなく
関係はひたすらに悪化し続け……

1962年にはついに
アメリカはキューバとの輸出入を全面禁止。

ソ連キューバもやり込められるばかりではありません。

そんなアメリカに対抗するため
同年ソ連によって
キューバに基地を作る動きが出てきます。

これがキューバ危機といわれるものです。


今の北朝鮮の蛮行を北朝鮮危機ということがありますが
アメリカとすればこの当時の危機はその比ではありません。

冷戦中でソ連との関係が
今の対ロシアよりずっとキナくさい状態で

アメリカの目と鼻の先に
アメリカと並び立つ核大国ソ連
基地ができてしまうのです。


アメリカのみならず、
世界中の人々が恐れおののきました。


核戦争が、第三次世界大戦が
すぐそこまで迫っていました。


ただ、本音としては
アメリカもソ連もただのメンツのためだけに
そんな破滅的な全面戦争などしたくはない。

当時のアメリカ・ケネディ大統領と
ソ連・フルシチョフ首相の
歴史的は裏取引(笑)によって

結果、キューバ
基地ができることはなかったのですが……


そんないざこざがある中で

キューバの人々はアメリカが嫌いだし
アメリカの人々もキューバのことはよく思ってはいない。

そういう状態がずっと続いていたわけです。


とはいえ、半世紀が過ぎ

ソ連が崩壊し冷戦が終わる一方で
キューバは経済発展に取り残され困窮し
「なんとかしなきゃ」という思いもある中で

徐々にお互いによる関係改善が進んでいき

最終的に前大統領のオバマさんによって
歴史的な国交回復となりました。

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トランプ大統領が行う政策の方針は?

キューバ政策に限らずですがトランプ大統領は
前任のオバマさんの政策を否定することが
大統領としてのアイデンティティとなっているフシがあるので

オバマ前大統領の大きなレガシーであった
キューバとの国交回復は
当然格好の的でありました。


選挙期間中から大統領就任直後そして今に至るまで
トランプ大統領はキューバとの国交回復を
時期尚早と主張し続けております。

ただ、これ自体は理のない話などではなく

オバマ前大統領が国交回復を決めた時から
レガシーを残したくて無理に進めたのではないか
といった批判は一部にはありました。

だからこそ、トランプ大統領とすれば
なおのこと主張し易いわけです。


再度のキューバとの断交もちらつかせるような発言を
時にはするトランプ大統領ですが

とはいえさすがにそこまではやっておらず
現状では渡航と経済活動の規制強化に
留まっております。


既に回復してしまった国交を
再び絶つほどの決定打に欠ける、

といいますかせっかく作った大使館を
再び締めることに費やさねばならない
政治的エネルギーが大き過ぎるということもあり

他にも優先事項が多い中で
これからトランプ大統領が
積極的に断交に向かって動くことはないでしょう。

キューバもそれをわかっているので
売り言葉に買い言葉みたいなことにはなってはいませんが

それでも経済活性化が大いに期待されていたのに
こういう形で冷水を浴びせられて
がっくり意気消沈しているわけです。

亡命を経ずにメジャーリーグで活躍するキューバ人選手を
見ることができるのもあと少し……
というところまできておりましたが(笑)

まだまだ時間はかかりそうです。

まとめ

・アメリカとキューバは近所だけど
 過去に色々あってとても仲が悪かった。

・前大統領のオバマさんによって
 キューバと仲直りした。

・トランプ大統領はオバマ前大統領の政策を
 すべて否定するスタンスなので
 キューバに対する姿勢が厳しくはなっているが、
 それでも断交には至らない。

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トランプ大統領の関連記事について
他にもありますので、
もしよければ参考までに。

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