役立つ知識を集めたブログ

役立つ知識を集めたブログ

色々なジャンルで役に立つ知識を集めたごちゃまぜのブログ

女性の自立の影響じゃない!?男性の生涯未婚率が上昇してる本当の理由

スポンサーリンク
 

あなたの周りでは、どれくらい
「将来、結婚したいな~」
っと仰っている方がいますか?

え、あなたもそこまでまだ考えていない!?

そうですよね、今の時代は
結婚適齢期だからと言って
上司が仲人になってお見合いをしたり、

「〇歳までに結婚したい!」

なんて少なくなりましたね。

そもそも結婚適齢期自体、
不明確になりつつあります。

入籍をせずあえての事実婚の形をとるカップルや
結婚に対してネガティブな考え方の人も
昔に比べて増えてきています。

結婚をしていないと出世に響くとか、
そういった社会通念的なものも
崩れてきているのかもしれませんね。

あなたは結婚したいですか?
したくないですか?
一生結婚しないですか?

現在は、一生で結婚しない男性が増加しています。
その背景や理由について紹介いたします。

生涯未婚率とは?現在の男性の生涯未婚率は?

f:id:sawamurajin:20170627203619j:plain

そもそも【生涯未婚率】という言葉、
聞いた事はありますか?

生涯未婚率というのは、
『50歳時点で一度も結婚をしたことが無い人の比率』
のことをいいます。

調査が始まったのが
昭和25年(1950年)あたりからです。

調査開始当初は2%ほどで、
それがずっと続いていました。

それがいまや、
平成27年(2015年)国政調査によりますと、
男性23.6%、女性14.1%でした。

このまま行くと、
2035年には男性の生涯未婚率は3割にもなる
と言われています。

最初は低かったのに、
なぜこんなにも増えてのでしょうか。

昭和50~60年代(1975~1985年代)から
じわりじわりと増え始め、
平成2年代(1990年代)から
上昇率が高くなっています。

それは、その頃の出来事と関係しています。

昭和61年(1986年)、『男女雇用機会均等法』が施行され、
平成に入ったところでバブルが崩壊しました。

この『女性の自立』と『不況』が
生涯未婚率の上昇を招いたと言われています。

特に経済的な問題は結婚だけでなく、
子育てにも大きな壁を作っているのは否めません。

確かに、子供がいるご家庭でも、

「子供を大学に行かせるために、
あまり人数は育てられないわ。」

とか、

「保育園が決まらなくて、職場復帰が出来ない。
このままだと家計が・・・。」

と悩んでいらっしゃる方がいるのは事実です。

・・・果たしてそれだけでしょうか?

男性の生涯未婚率が上昇している本当の理由は?

f:id:sawamurajin:20170522020348j:plain

あなたの周りで、
出会いを求めない方はいませんか?

その方が「面倒くさい」という理由で
出会いの場を避けてはいませんか?

今、生涯未婚率の上昇は
『経済的な問題ではなく
コミュニケーション能力の低下が原因』
とされる研究が進んでいます。

パートナーとの出会いを求めるには
かなりのエネルギーを要します。

うまく行くのも、フラれるのも
けっこうエネルギーを使うのが恋愛ですよね。

特に、年齢が高くなるにつれ、
恋愛を維持させるモチベーション、
次に進むパワーを持てなくなってしまいます。

それに加え、ネット環境の普及により
一人で部屋にこもっても
娯楽があるというのも大きな原因です。

そこからコミュニケーション不足になり
『方法を忘れてしまった』
『必要なくなってしまった』
というケースもあります。

男女の考え方が多様になったのも
要因と考えていいでしょう。

肉食系女子』『草食系男子』、
さらには『絶食系男子』なんて言葉もあります。

手もつなげない男性と結婚した女性のブログが
話題になったことは記憶に新しいです。

とかく恋愛はエネルギーを使いますが、
その分余りあるパワーを
もたらしてくれることもあります。

しかし、そんなものは必要ない
という生き方があるのが現代なんですね・・・。

スポンサーリンク
 

今後も生涯未婚率が上昇することでどんな問題が生じてくる?

生涯未婚率が上昇するということは、
ゆくゆくは親になるだろう夫婦が減るということ。

ひいては子供が生まれないことで生じる少子化問題

50年後の日本は人口が1億人を切り、
65歳以上が2.5人に1人になると言われています。

それより先にやってくるのが『2025年問題』

かつて『金の卵』と言われた団塊の世代
75歳以上に到達するのがこの年です。

人口の4分の1が高齢者となり、
医療機関不足や高齢者貧困が社会問題になる
と言われています。

『生産年齢』と言われるのが15歳から65歳まで。

少子高齢化ということは
この生産年齢人口が減少し、
日本の高度経済に暗い影をすでに落としているのです。

年金問題はもう以前から言われていることですが、
1人当たりの負担比率が高くなり、
破たんするともしないとも
有識者が議論を交わしているさなかです。

現に年金支払額は年を追うごとに上がっています。

「将来もらえるかわからないから。」
という理由で支払わないというご意見も
聞いた事があります。

年金システム自体は北欧には及ばないものの、
日本のものは世界的に見れば優秀だと言われています。

出来ればこの機能は維持してもらいたいものですね。

まとめ

インターネット環境が充実し、
何でも「ネットで間に合ってます。」
という状況に陥ってはいませんか?

確かに何でも間に合うのです。

日々の生活、買い物、読書にゲーム、
他者とのコミュニケーション・・・。

メールなら完全無視の年頃の娘も、
LINEならすぐに返してくる
と仰っていたお父さんもいます。

次第に生身の人間が重くなる時があります。

LINEで「うん」と言っても何も言われないのに、
顔を突き合わせて「うん」と言うと、
「話聞いてる!?」と返されます。

しかし、その煩わしさが
『人と人とのふれあい』なんじゃないでしょうか。

人見知りの人にモラハラのように
「出会いを求めろ」なんて言いません。

でも、1人で悠々とした時間を離れ、
お友達や家族とゆっくり顔を
突き合わせることから始めませんか?

そこからがスタートになると私は思います。

ただ、このまま手をこまねいていても
状況はあまり変わるような兆しは感じられません。

ゆくゆくは国からの施策や政策の方向転換が
必要なる時期が来るかもしれませんね。

スポンサーリンク