役立つ知識を集めたブログ

役立つ知識を集めたブログ

色々なジャンルで役に立つ知識を集めたごちゃまぜのブログ

ガソリンスタンドの静電気除去パッドは触らないと本当に火災になる?

スポンサーリンク
 

寒くなって空気が乾燥してくると
いやぁ~なものが出てきますよね。

 

ドアノブを触った時や
車のドアを開けようとした時
ビリッと来る
そう、静電気です。

 

その静電気といえば
ガソリンスタンド
特に、セルフのガソリンスタンドに立ち寄ると
『静電気除去パッド』
が用意されていると思います。

 

あの静電気除去パッドは
実際に意味があるものなのか気になったりしません?

 

それに、
何のためにあるのかいまいちわからない。
というような人もいるかと思います。

 

今回は、ガソリンスタンドにある静電気除去パッドが
なぜ用意されているのか?ということと

実際に効果があるのか!?
ということをお伝えしていきたいと思います。

ガソリンスタンドの静電気除去パッドを触わる理由は?

f:id:sawamurajin:20171027200321j:plain

まず、あの静電気除去パッドがなぜ
セルフのガソリンスタンドには
必ずといっていいほど
設置されているのでしょうか?

 

それは、ずばり
静電気によるガソリンへの引火を防ぐため
になります。

 

え?

ガソリンに直接静電気が当たるわけでもないのに
引火したりするの?

といった声や

静電気でガソリンに引火するなんて意味が分からない。

というような声が聞こえてきそうですが
一つずつお答えしていきます。

 

まず
「ガソリンに直接静電気が

当たるわけでもないのに引火するのか?」

ということに関してですが

 

ガソリンは気化する温度が低く
常温でも、液体のガソリンは
どんどん気体に変化しています。

 

なので、実はガソリンスタンドは、
気化したガソリンがそれなりの濃度で
漂っていると考えてもらって構いません。

 

そんな中で、静電気が発生するわけですから
たとえ、ノズルからのガソリンに直接触れていなくも
気化しているガソリンがそこら中にあるので
引火してしまう可能性が高いのです。

 

次に
「静電気で引火するのはどういうこと」
という疑問についてですが

 

静電気がただの電気だと思っていたら大間違いです。

雷が落ちて、火事が起きるということを
聞いたことがある人は
多いと思いますが

 

放電現象が起きると、
その場に高温の火花が同時に生じます。

 

その火花が原因で、周りのものを燃やし
火事などを引き起こすわけです。

 

このようなことが起こってしまうので
ガソリンスタンドには
静電気除去バッドが用意されており
給油前に、パッドに触れるように
注意書きがされているのです。

 

そして、静電気除去パッドに触れても
うんともすんとも言わないので、
本当に静電気がとれているのか
不安だとは思いますが

 

ゴム製のパッドの為放電が起こらずに、
静かに身体に溜まった静電気を
除去することができます。

実際に触らなくてガソリンスタンドで火災や事故になった例はある?

f:id:sawamurajin:20170810210407j:plain

では、実際に
ガソリンスタンドで
静電気を原因とした火災事故が今まであるのか!?

 

ということが気になってきますが
実際にそのような事故が報告されていますし
数件程度ではなく、
全国的に報告がされているのです。

 

古いデータの引用ですが
平成13年から平成17年の5年間の間で
18件の火災事故があったと
消防庁へ報告されています。

 

ですので、決して他人事とは思わずに
いつ自分が給油している時に火災が発生しても
おかしくはないのだと思ってください。

 

火災も、給油口の周辺で火が上がる程度であれば
そんなに心配もいらないのですが

 

給油中などに火災が発生すると
大きな火災に発展することが
十二分に考えられますので
ぜひ注意をしていただきたいです。

 

ちなみに
ガソリンスタンドの機械についている
静電気除去パッドに触るだけじゃなく

車のボディに触ったり、
給油機に掌を置いたり
といった方法でも、
静電気を除去することができるので

車を降りるときに
ボディを触る癖をつけておくといいでしょうね。

 

注意点としては、材質が金属で
大変放電しやすい対象に触れることになるので

指先などの狭い範囲で触れようとすると
火花が起こる原因となるので
必ず、掌(広い面)で触れるように心掛けましょう。

スポンサーリンク
 

ガソリンスタンドのスタッフは静電気除去パッドに触らないのはなぜ?

ここまで、
静電気の発生と、火災について
お話をしてきて
給油前には静電気を除去しましょう
と話してきました。

 

ただ、セルフスタンドではなく
フルサービスのガソリンスタンドにいった時
店員さんが静電気除去パッドに触れている姿って
見なくないですか?

 

これは、ガソリンスタンドの店員さんには
実は秘密があるのです。

 

それは
服が静電気を帯びにくい材質で作られている
ということ

 

それと
常に足が地面についているので、
溜まった静電気が
自然と地面に放出されていること
という二つの秘密です。

 

普段私たちが来ている服は
化学繊維が使われていたりして
静電気を帯びやすくなっています。

 

車から降りるときにシーツなどとこすれ
静電気が発生しやすい状況にあります。

 

また、車の中にいるため、
身体に溜まった静電気が
自然と地面に流れていくこともありません。

 

ガソリンスタンドの店員さんはまさにその逆で
服は静電気を起こしにくい服を着用しています。

 

常にお店で立っていることが多いので
溜まった静電気は地面に
自然と放出しているという状況が
作られている訳です。

まとめ

なんとなく、軽く見がちな静電気ですが
火災を引き起こすほどのエネルギーを秘めています。

 

正しい方法で給油を行わないと
大変なケガに繋がりかねません。

 

これを読んだ皆さんは、
必ず給油の際には静電気除去パッドに触れて、
火災を引き起こしたりしないように
していきましょう。

スポンサーリンク