役立つ知識を集めたブログ

役立つ知識を集めたブログ

色々なジャンルで役に立つ知識を集めたごちゃまぜのブログ

防災訓練のシナリオの具体例は?会社で実施する時に役立つ例!

スポンサーリンク
 

確実な予測が難しい災害。

地震や火事、津波、土砂崩れは
時と場所を選んではくれません。

毎年何度も防災訓練をしっかりと
行ってくれる企業というのは少なく、
年に2回ほどやれば良い方で、
1年に1度という企業もあります。

ですがここ最近、
大きな被害を出してしまうような地震
相次いでいますから、
万が一のときのために備えて
防災訓練を行う企業も増えてきました。

今回は「会社で行う防災訓練」について、
これからシナリオを作成する役をやる羽目になって
頭を抱えているサラリーマン向けに
ご紹介していきましょう!

防災訓練のシナリオの具体例は?

f:id:sawamurajin:20170813193859j:plain

みなさんの会社では、
年に何度の防災訓練が
行われていますか?

実は防災訓練を行う会社でも
年に1度しか行わない企業がほとんどで、
消防法を守らず防災訓練どころか
避難経路すら伝わっていない会社も
多いのです。

もしそんな会社で大きな地震
見舞われてしまったら、
いつも使っている出入り口が
塞がれてしまったら。

そう考えると少し怖いですよね。

甚大な被害をもたらす自然災害は
起こってほしくありませんが、
心構えをしておくだけでも
かなり違いが出るものです。

ですが、現在までに行われてきた
企業や学校等の防災訓練では
あまり実用性のない訓練方法が
取られてきていました。

例えばこの放送です。

「□□で地震が発生しました。
直ちに△△へ避難してください」

この放送は人の手による放送ですから、
建物が崩れるほどの災害が起きてしまえば
放送する余裕は一切ありません。

地震が起きている、起きたことなんて
よほど小さく無ければ
その場の全員が気付きます。

一般的な防災訓練の
訓練内容を挙げるなら、

火が出た場合:
敷地内で消火活動の体験

地震の場合:
口を抑えながら外へ

津波の場合:
屋上や高台に移動

このようになります。

ですがどんなシナリオが組まれていたとしても、
みなさん本気で動くわけではありませんので
かなりまったりとした防災訓練に
なってしまいますね。

では、筆者が以前体験した
企業で行われた防災訓練を
ご紹介しましょう。

一つの具体例として参考にしてください。

職場は工場だったので、
基本的に電気を消せば
真っ暗闇を作り出せる空間でした。

まず朝礼の時点で
「本日は防災訓練があります」
これしか伝えられません。

時間も、場所も言われませんので
通常の業務を行います。

ただ、朝礼が終わり次第
懐中電灯の場所の確認や
避難経路の確認は行います。

そして業務中に突然電気がすべて消え、
真っ暗闇の中で声掛けをしながら
出口を探す行動へと移ります。

もちろん放送は一切無く、
ひたすら暗闇の中で
さまよう人もいますが、
“突然起こる”という事に
関してはかなり本格的です。

通常なら外に出られる場所も
外から鍵がかかっていたり
張り紙で今回は使用禁止となる場所があり
どこからでも逃げられるわけではありません。

事細かにシナリオが組まれているわけではありませんが、
かなり衝撃的な訓練方法だったので
今でもよく覚えています。

外に出ると人数の確認、
消化器を使っての消火活動といった
一般企業でも行う訓練をしました。

こちらの体験をあらゆる企業で行うのは
難しいものがありますが、
危機感を抱かせるには
とても有効な手段と言えますね。

一般的な防災訓練では

・避難経路の確認
・放送
・避難
・避難人数の確認
・消火活動

といった流れが通常と
されています。

筆者が体験した訓練を考えた人は
とても真剣に社員の事を
考えていたのだと感じました。

スポンサーリンク
 

防災訓練をマンネリ化させないための工夫は?

ずばり、毎年行われる
防災訓練をマンネリ化させない方法は1つです。

それは
社員にどうやって面倒な防災訓練を
必要だと感じさせることができるか、
になります。

筆者が体験した暗闇の防災訓練も
あまりにもダラダラとやる人が
多かったために編み出された訓練方法だと
聞かされました。

どの企業もマンネリ化しています。

ただ防災訓練は楽しむために
行うものではありませんから
真剣に、頭と身体に
避難する経路や方法を覚えてもらうのが
最優先になります。

作業に支障が出ない範囲で
社員の危機感を煽れる方法を探すことが
マンネリ化回避唯一の方法ですね。

危機感を煽る簡単な方法は、
地震の時にテレビや携帯から
流れるあの心臓に悪い音。

あの音を近所に迷惑をかけない大きさで
社内に流しながら避難をさせると良いですね。

あの音は人が「不気味」と
感じるように作られていますから、
その音を探し放送で流すだけでも
危機感をグッと感じてもらえます。

あまり大きく流してしまうと
近所からクレームなどが来てしまうので、
実際に使用する場合はくれぐれも音量に
ご注意くださいね。

まとめ

日本は地震大国と呼ばれるほど
地震の多い国です。

ですが、自然災害は地震だけではなく
火事や土砂崩れ、津波ゲリラ豪雨など
さまざまです。

自分の身を守る方法を
しっかりとみなさんに理解してもらうためにも、
防災訓練のシナリオを計画する人は
心を鬼にして社員の危機感を
全力で引き出してあげましょう。

最後になりますが、
筆者は東日本大震災
震源地にかなり近い会社で
体験した人間です。

当時は地震の影響で
ライフラインが断絶され
古い会社だったので
一部の屋根が落ちたりと、
かなり危険でした。

外が明るかったので
今回は不幸中の幸いでしたが
もし夜だったと思うと今でも
鳥肌が止まりません。

今後も大きな災害があったとき、
この記事があなたの作成した防災訓練や
シナリオに生かされ
何人もの命が助かる手助けになれば
大変嬉しいです。

スポンサーリンク
 

 

 

 

yakunitatsuchisiki.hatenablog.com

 yakunitatsuchisiki.hatenablog.com