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厳島神社の鳥居は実は腐食しまくり!?腐らないなんてウソな理由!

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厳 島神社は、広島 県の厳 島にあります。
鳥居が海の上に建てられていているのに、
とてもキレイですよね。

潮の満ち引きによって、
海に浮かんでいるように見える。
それでいて夜にはライトアップもされます。

見る時間によって、
さまざまな姿を見せてくれて
とても幻想的ですよね。

厳島神社は、日本三景の一つでもあるんです。
総本社は、とても歴史ある神社なんですよ。

ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。
とてもすごいことですよね。

旅行で訪れた方も多いのではないでしょうか。

大鳥居が海に浮かんでいるのを見て、
ふと思うことはありませんか?

誰が海の上に建てようと思ったのか。

約1400年の歴史があり
日本三景の一つに選ばれるほどすごいのだから
誰が建てたのか気になりますよね。

社殿を整えたのは、
歴史の重要人物として有名な
平清盛なんですよ。

平清盛っていったら、
平安時代末期に活躍した人物だと
習いましたよね。

厳島神社が初めて整えられたのは、
1168年(仁安3年)。

今から約849年も昔なんですよ!

天候ももちろんなのですが、
潮の満ち引きのタイミングが分かっていないと
作業に手間取ったりしますよね。

今ではインターネット等で調べてしまえば、
天候や潮の満ち引きが時間によって
どう変わるのかすぐに分かりますよね。

当時の人たちには、知りえなかったことです。
その時代の人たちが、厳島神社を建てたのです。

とても大変な苦労があって、
今の厳島神社が建てられたのが分かりますね。

海の上に建てられていてキレイだけど、
鳥居とか腐食するんじゃないのかな?
なんで鳥居がキレイなままなの?
そう疑問に思いますよね。

その疑問について、
ご紹介いたします!

厳島神社の鳥居は本当に腐食しないの?実は理由が!?

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普通に考えて海の上に建てられていたら、
鳥居とか腐食するんじゃないのかって
思いますよね。

昔に建てられたものなら、
余計に腐食するでしょ!とね。

たしかに約849年に、
平清盛によって社殿が建てられています。

ですが、1207年と1223年に
火災ですべての建物が燃えていました。

その他にも、数々の自然災害にも
見舞われています。

実は今の厳島神社の大鳥居が建てられたのは、
1875年(明治8年)で、
8代目の大鳥居なんです。

さすがに800年以上も前のものは、
残念なことに残っていません。

厳島神社の鳥居は、木造で造られています。

海に浸かり潮風に当てられ、
長い時間をかければどんな木材でも腐食します。

昔から今の鳥居が維持されているわけではないのです。

1215年、1241年、1571年と
大規模な修復が行われたりして
大鳥居も取りかえられたりと
修復されています。

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厳 島 神社の鳥居の腐食を遅らせるためにしてる事は?

鳥居が木造で造られているので、
腐食しやすいということが分かりましたよね。

腐食しやすいからといって、
頻繁に鳥居を立て直すこともできません。

厳島神社の鳥居の腐食を遅らせるために、
さまざまな工夫がされています。

どんな工夫がされているかというと、
腐食しにくい木材を使うこと!

海の上に建てるので、
木材の材質にはとてもこだわっています。

その辺に生えている木では、
腐食されやすいので
すぐにダメになってしまいます。

この材質選びは、とても重要なことなのです!

鳥居を建てる時に選ばれる材質は
どんなものかというと、
腐食しにくく重量があるもの。

それでいて害虫の被害にも
あいにくいものであることが重要です。

そこで選び抜かれたのが、クスノキです。

クスノキは、腐食しにくく重量もあり、
害虫被害にもあいにくい。

潮風で腐食しにくいですし、
重量があるので押し流されるなんてこともありません。

海の上に鳥居を作る材質として、
とても最適ですよね。

厳島神社の大鳥居は、
柱の1本1本がとても太く大きいのが
見て分かります。

そのため、
太くてまっすぐなクスノキ
使用しなければなりません。

あの太さのクスノキになると、
樹齢500~600年程のものになります。

それでいて、
まっすぐな木でないとダメなのですから
探すのに苦労しますよね。

今の鳥居を修復する時に使われたクスノキ
探し出すのに20年近くかかったと言われています。

厳島神社の鳥居の腐食を遅らせるために、
どんな木材がいいのか材質を選び
実際にまっすぐな状態なのか
見るところから始まります。

どれだけ大変なことか分かりますよね。

そんな苦労があって、
厳島神社の大鳥居は守られているのです。

まとめ

厳島神社はとても歴史ある神社
ということが分かりましたよね。

海の上に建てられた時から現在まで、
さまざまな人の思いが込められている神社です。

日本三景の一つにも選ばれて、
ユネスコ世界文化遺産にも登録されていて
ただ海の上に建てられているだけではないのです。

さまざまな人の思いが込められ、
見る時間によってさまざまな姿を見せてくれる。
とても幻想的な神社です。

一度は厳島神社に訪れてみてはいかがですか。

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