49日に法要しないのは本当にダメ!?法要しないで済ます為の方法は?
49日の法要を一言でいうと
『手間も準備も大変な行事』ですよね。
一般的に49日は通夜や葬式と違い、
ほぼすべてを施主さんがやるもの。
うまく準備を進めなければ
てんやわんやは間違いありません。
生前に「カンタンなものでいい」や
「大変だからやらなくてもいい」と
言われたためにやるべきか迷っている方。
こんな方法で法要をしない方もいるんです。
49日に法要しない人やしたくない人は実際どれくらいいる?
まずハッキリさせておかなければならないのが
「法要」と「法事」の違いですね。
法要とは
お坊さんにお経を読んでもらうこと。
これのみです。
法事とは
上の読経のほかにさまざまな形で親戚を呼び、
会食など宴会のような集まりを含む場合の呼び方。
(こちらは当然、値段が張ります)
法要や法事は「追善供養」と
呼ばれるものですが、
必ずしもやらなければならないといった
決まりはありません。
たまにいるのですが、
「法要をしないと地獄に落ちる」とか
「成仏できなくなってしまう」とか
お坊さんによってはこう言う人もいます。
営業ですから、そう思わせるためです。
本来の法要は生きている人のものではありません。
「亡くなった方の意思」を尊重するもの。
ですから、亡くなる前に本人が
「やらなくていい」と言ったからと
やらない人はけっこういるんです。
とくに現代はそういった「形だけ」をやることに
疑問を持つ人が増えたので、
そこに気持ちがこもってないなら
逆に故人に失礼なのでは、と考える人がとても増えています
49日に法要しない時の対処法や注意点は?
まだまだ一般的には法要をするのが当たり前ですよね。
特に田舎に住んでいる方は傾向的に
“やって当たり前”の空気があります。
この風潮はとても面倒なもので、
注意する必要があるんです。
近所の家はみんな知り合いという
最悪のケースですね。
でも考えてみてください。
これがマンションやアパートだったら
隣に住む人はいまや苗字さえ知らずに
生活している時代です。
確かに近所付き合いは大切ですが、
ここは故人の手を借りておきましょう。
葬式だけやって他はやらないでほしい。
こう死ぬ前に言われたのだと
家族で決めておくことが大事です。
できれば近所でもそういった話に
触れておくことが大事です。
カンタンに言えば、
「やらない空気を先手必勝で作る」
ということですね。
親戚の中にはどうしても
やらせたがる人もいます。
そういう場合はこう伝えておきます。
「◯◯を仏壇に供えるだけが良い」
こう伝えてくれと言われている、と。
言い方はいろいろと変える必要がありますが、
故人が望んだ形でやってあげたいという気持ちを
全面に押し出します。
金銭的にも万単位は大きいですし。
実際に、筆者の親戚にも
故人が遺言状でそれを願った方がいて、
お墓参りや家族だけの自宅で
ちょっとした豪華な食事を取っただけの方もいます。
お坊さんが出しゃばってくる場合、
残念ながら押し切られる形で法要をすることになります。
その場合は「読経だけ」と伝えれば
1番最低限の金額でできますので
この方法でどうにかやり過ごしてください。
まとめ
故人のための行事がいつの間にか
生きている人の金もうけの話に
すり替わっていることに気づくと
悲しさがこみ上げてきますよね。
何が誰のためにあったものなのか。
いま一度、みなさんも自分の将来について
考えるチャンスかもしれません。
「死んでからも迷惑をかけたくない」
長い介護生活などで負担をかけていた高齢者が
けっこう口にするんです。
こういった思いは、きちんと生きている人達にも
伝わってほしいですね。