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晦日と大晦日の違いは?外国人になんて説明すればいいの?

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日本人でもあまり知らない風習や言葉って
たくさんありますよね。

 

外国の方と話すと、
意外と皆さん自国の歴史や風習について
詳しかったりして、

 

同じ感覚で日本の風習や歴史について
聞かれるときがあります。

 

日本の風習や歴史について質問されて、
知らないなんてちょっと言いづらいですよね…。

 

答えられないと、

「日本人なのに知らないの?」

なんて言われてしまうことも。


外国の方と話していると、
マニアックな質問をされることって
意外とありますよね。

 

そこで今回は、
もうすぐやって来る日本の年末の風習、
大晦日と晦日の言葉の意味の違いについて
ご紹介します!

晦日と大晦日の違いとは?過ごし方に違いはあるの?

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晦日って何?どんな過ごし方をするの?

晦日とは、毎月の最終日のことを言います。

 

今の地球が太陽の周りを回る周期を基準にした暦(新暦)では
一月は最大で31日までありますが、

昔の月の満ち欠けを基準にした暦(旧暦)では、
一月は最大で30日までしかありませんでした。

 

なので、月の最終日は30日という意味で
「晦日(みそか)」と呼ぶようになりました。

 

29日が最終日のときは、
「九日晦日」と呼ぶんですよ。

 

晦日には他に、
晦日という漢字を音読みした「かいじつ」。

 

旧暦では新月(月が完全に見えなくなる日)を
月初め(1日)としていたので、
もうすぐ月が隠れるという意味で

「つごもり(月隠)」

という呼び方もあります。

 

地域によっては
「つもごり」と呼ぶところもありますね。

 

江戸時代には、
月末の晦日には「晦日そば」を
食べる習慣がありました。

 

明治時代以降、年末の大晦日だけしか
そばを食べる習慣はなくなってしまったので、
現代では晦日だからって
特に何かするって習慣はないですね。

大晦日って何?どんな過ごし方をするの?

大晦日とは、1年の最終日のことを言います。

 

現在使っている新暦では
毎年12月31日を1年の最終日として、
「おおみそか」や「おおつごもり」と呼んでいます。

 

旧暦を使っていた時代では、
12月30日や12月29日が
年末(大晦日)になる年もありました。

 

大晦日には、

年内最後の掃き掃除をしたり、

1年のアカを落とすために

ゆっくりお風呂に入る「年の湯」

という習慣があります。

 

家族の健康や長寿を祈って
年越しそばを食べるのも、
大晦日の有名な習慣の1つですね。

 

この日は家族で集まって1年を振り返ったり、
煩悩を断つための除夜の鐘を
聞いたりして過ごします。

 

大晦日の夜には眠らないで
新年の初日の出を待つ習慣があります。

 

初日の出と一緒に来る
「歳神」という神様をお迎えするためですが、
結構眠くなっちゃいますよね…。

 

起きて歳神様を待っていられなければ、
白髪になる、肌にシワが出来るなどと
言い伝えもあります。

 

歳神様を迎えれば食べることに不自由しない
とも言われています。

 

頑張って初日の出まで起きておきたいですね!

 

お家までやって来てくれる歳神様を待つためにも、
大晦日は家族で家で過ごす家庭が多いんですね。

 

大晦日には他にも、
神社で年越しの祓という行事が
神社で行われます。

 

知らないうちに恨みを買っていたり、
悪い縁をもらっていたり、
そういった厄をはらってもらうための行事です。

 

いろいろな神社で大晦日の午後に行われているので、
予定が空いているときは参加したいですね。

晦日と大晦日の大きな違いは?

晦日と大晦日の大きな違いは、
日にちと重要度です。

 

月末という意味の晦日は、
毎月の日にちに合わせて28日か29日か
30日か31日の4日間のどれかになります。

 

新暦になった現在は、
大晦日は12月31日だけです。

 

現在では特に
風習としてすることの残っていない晦日と違って、
大晦日には新年を迎える準備があります。

 

なんだかんだ言って、
お正月はゆっくりしたいですよね。

 

お正月をゆったりお祝いするためにも、
大晦日にはやり残しがないか
しっかりチェックしたり、
自分や家をきれいにしたりと
いろいろな風習が残っています。

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晦日と大晦日は英語で何と言う?どう説明すればわかりやすい?

晦日って英語では何と言うの?

晦日は英語で

「Last day of the month」

と言います。

 

月の最終日。

 

晦日と日本語で書くより分かりやすいですよね…。

 

細かい説明をしなくても、
英語圏の方にはこの一言で
伝えられますね。

 

晦日は、新月の前日、
毎月の最終日をさす言葉でした。

 

外国の方に説明するときは、
元々は新月の前日のことだったこと。

 

毎月の最終日を意味する言葉だけど、
現在では特に何も行わない日として説明すると
分かりやすいでしょう。

大晦日って英語では何と言うの?

大晦日は英語で

「New Year's Eve」

と言います。

 

お正月の前日。

 

英語では大晦日単体を示す単語は
一般的に使われないことが多いです。

 

新年を祝う準備をする習慣や、
年内の不満や悪縁を絶ちきるための習慣は
外国でもたくさんあります。

 

大晦日ってNew Year's Eveのことだよ!

の一言で言葉の意味は十分伝わるでしょう。


日本の大晦日について説明するときは、
旧年の汚れや悪縁を落とすために
みそぎ(入浴)をすることや、
大掃除をすること。

年越しそばを食べることを中心に話すと
関心を持ってもらいやすいでしょう。

 

英語圏では、
新年までのカウントダウンをしたり、
大きな桃や動物を高いところから
ゆっくり地面に落とす習慣もあります。

 

それぞれの国の習慣について話してみても、
風習の違いなどで盛り上がれますよ。

まとめ

どこの国でも新年は大事な節目ですが、
その前日の大晦日の過ごし方には
いろいろと違いがあります。

 

外国の方に晦日や大晦日について話すときは
ぜひ、日本独自の風習についても
教えてあげてくださいね。

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