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勉強嫌いな小学生でもわかる!?キッズウィーク導入でどう変わる?

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政府の新構想として発表された「キッズウィーク」。

「キッズウィーク」は、まだ検討の段階ですが、
世間で賛否両論が繰り広げられています。

そこで、ここでは政府の新構想
「キッズウィーク」について、一から分かり易く解説!

さらには、導入する目的や
メリット・デメリットなどもご紹介します!

キッズウィークはいつから実施される予定なの?

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小・中・高の夏休みを約1週間分切り取って、
他の月に移し、親も学校もその移した休みに合わせて
休暇を取得するという構想が「キッズウィーク」です。

導入の時期としては、
2018年の4月からのスタートを目標にしています。

全国の小学校、中学校、高校が対象となり、
公立校は義務化、私立校には協力を求める
という形で話が進んでいます。

大人もきちんと休暇をとれるように、
政府が企業側に強く要請する方針で計画は進んでいます。

キッズウィークを導入する目的は?

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キッズウィークを導入する目的には、
様々なものがあります。

まず、政府が第一に考えているのは
「親子時間の増加」「地方の活性化」です。

現在、地方の多くは過疎化が進み、
環境業界も衰退の一途をたどっています。

そんな状態を食い止めようとする目的が
キッズウィークにはあるのです。

5日から最大で9日間の休暇を作るキッズウィーク。

通常、夏休みや冬休みといった子供の長期休暇は、
子供にとっては嬉しいお休みです。

ですが、親側は休みを取ろうとしても
お盆休みや年末休みなどでしか、
休暇はなかなか取れません。

こうなると親子の時間は減ってしまい、
家庭内ですれ違いが生じる原因にもなります。

ここでキッズウィークを導入すると、
この休暇のシステムが大きく変わります。

例えば、
夏休みから5日間を切り取り、
3月や11月に移します。

政府は親も休暇が取れるように
企業側に働きかける方針なので、
親もそれに合わせて堂々と休みを取ることができます。

子供と親の休みが重なることで
親子は同じ時間を共有でき、
親子の絆を深める時間になります。

また、大型連休となるので、
今までできなかった旅行をしたり、
観光に出かけたりと地域の活性化にもつながるのです。


キッズウィークを導入する目的はまだあります。
それは「消費の拡大」です。

長期休暇ができたことで、
旅行や観光をする人が増えれば、
行った先でお金を使う機会が増え、
どんどん消費が拡大していきます。

観光業界が活性化し、旅行の需要が増えれば
経済効果も生まれるのです。


さらに、「大人の有給休暇の取得」という目的もあります。

政府は、大人が子供の休みに合わせて休暇が取れる
「休み方改革」にも取り組もうと、
キッズウィーク導入に動いています。

今までは中々取れなかった方もいる
「有給休暇」を取ってもらうが目的です。

政府側はキッズウィークに合わせて
有給休暇を取りやすいように、
企業に強く要請する姿勢を見せています。

キッズウィークは、
地域ごとに連休の時期が分散される予定なので、
今まで行楽地での混雑が回避される可能性があります。

また、混雑が回避されることによって、
さらなる環境業界の活性化も期待できると
考えています。

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キッズウィークを導入する上での問題点とは?

導入する目的を聞くと、
良いことの方が多いのではないかと思えてきますよね。

でも、キッズウィークを導入するには、
まだまだ問題点や疑問が残っています。

まず、世間でも言われている大きな疑問は
「キッズウィークは誰のためなのか?」ということです。

政府は前提として、
「大人が子供と一緒に過ごす時間を多く確保するため」
と発表しています。

ですが、環境庁が発表している
「観光ビジョン実現プログラム2017」には、
主要施策にお一つに「キッズウィーク」が
盛り込まれているのです。

「キッズウィーク」と名を打ち、
「親子の時間を共有できるように」と
政府は公言しています。

ですが実際は、
「観光や旅行業界の経済効果と、
働き方改革を進めるためというのが
本来の位置づけではないのか?」
という意見がとても多く出ています。

そのため、
キッズウィークという名前は耳障りを良くするために、
「キッズ」という名を使っただけではないのか
という疑問が出ているのです。


さらに考えられる問題点としては、
「全業種で一斉に休みを取ることはできない」ことが
挙げられています。

これはゴールデンウイークや
プレミアムフライデーなどと同じ問題です。

多くの業種の中でも特に、
「サービスを提供」している業種は
なかなか休暇を取るわけにはいきませんよね。

さらに、キッズウィークを実現できる企業は実際のところ、
大企業が多いのではないのかと言われています。

中小企業などにはなかなか困難な課題です。

所得が少なく両親共働きで家計を支えている家庭の場合は
休みを取ることは難しくなってしまいます。

休みを取れたとしても、資金がない場合には
子供に悲しい思いをさせてしまうのではないのか、
といった意見も多いのです。

日本でも貧困が問題となっている昨今では、
見逃せない問題点です。

また、子供がいない家庭や
独身の方はどうなるのでしょうか?

キッズウィークというのだから、
子供がいない場合は休暇は取れないのでしょうか?

このような疑問も残ります。

時給や日給制の派遣社員契約で働いている方たちは、
お給料が減るだけで損してしまいます。

休みが取れてもお給料が減ってしまえば
生活が困窮してしまい、意味がありません。

まとめ

キッズウィークには、
「親子が一緒に休みを取れる」、
「経済効果が生まれる」など
嬉しい効果があることは確かです。

ですが、キッズウィークを実施するには
ご紹介したような問題点が多くあり、
この問題が解決しない限り
国民は納得しないのではないでしょうか。

このまま導入されてしまうと、
独身の方や子供のいない家庭の方は
休んだ人の分まで仕事をすることになり、
今まで以上に働くことになってしまいます。

こういった問題や細かい規定が作られないと、
キッズウィーク導入は難しいのではないか
という声が高まっているのが現状です。

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