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実はカラスは幸運のサイン!?不吉なイメージは思い込みだった!?

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真っ黒な体と不気味な声で
害鳥とされている“カラス”。

昔から不吉な鳥と呼ばれ
「カラスが集まると不幸がある」
「夜中や早朝に鳴くと不吉」

といった、お年寄りが口にしてきた迷信が
本当なのか気になったことはあるでしょうか?

お年寄りから親へ、そして子どもに
伝えられてきた「カラス=不幸」。

今回はカラスの不幸イメージを
まるっと払拭していきます!

カラスが不吉なイメージなのはなぜ?

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そもそもなぜカラスだけが
「不吉な存在」として認知されているのでしょうか。

ゴミをあさったり人を攻撃したり、
確かに良いイメージはありません。

しかし農家からすれば
お米を食べてしまうスズメのほうが
害鳥扱いされているのです。

まず「不吉なイメージ」が付いて
しまった第一の理由に、
「カラスが真っ黒だから」
という見た目の問題があります。

昔から「黒」という色自体が
「死」や「不吉」という
名前通りの暗いイメージを持ちやすい色だ
ということが挙げられます。

結婚式で新婦が黒いドレスを着ていたら
「え?」と思わず反応してしまいますよね。

人というのは目から得る情報で
自身の中にイメージを抱いてしまう生き物です。

そこに昔からの言い伝えなどを元にした
「存在のイメージ」を作り出してしまいがち。

今さらひっくり返ることはほぼありませんが、
「白が不吉」「黒は幸福」と
昔から言い伝えられていたら、
現在の大衆のイメージも違っていた可能性は
大きいんです。

次に「カラス=不幸」のイメージに
なってしまう原因はカラスの声と言えるでしょう。

彼らはウグイスやインコのように
人間が「カワイイ・キレイ」と思える
鳴き声で鳴くことはありません。

「ガァガァ」とまるでしゃがれた声のように鳴く姿が
人間に「不気味」と思わせてしまう効果があります。

ですがこれも
黒い姿からくるイメージに
引っ張られて思ってしまうことで、
実際にはカラスも様々な鳴き声ができるんです。

中でもハシブトガラスは30種類の鳴き方を
仲間やつがいとの連絡やコミュニケーションとして
使い分けていることが最近の研究で分かりました。

たとえば、犬とカラスが仲良くなった場合、
カラスは犬とのコミュニケーションを取るために
「ワンワン!」と器用に鳴いてみせます。

本来なら鳥が真似をする行為自体
「頭がいいね」と褒められることでも、
カラスだと「何されるか分からないから怖い」に
変換されてしまうのです。

想像力にだまされているといっても
過言ではありません。

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カラスは実は神の使いで幸運を招くもの生き物だった!?

全体的な様子から不吉とされているカラスですが、
実は「神の使い」として幸運を呼ぶ存在のほうが
正しいのです。

あえて名前を出すならば、
「ヤタガラス(八咫烏)」
という存在ですね。

一般的にヤタガラスというと
3本足のカラスとして知られている
神の使いです。

ヤタガラスは神話で
日本の初代天皇とされている神武天皇
奈良県の橿原へ導いたという話しがあります。

このことから
「導きの神」「太陽の化身」ともされていて、
ギリシャ神話に出てくる太陽神アポロン
仕えている存在としても有名です。

神話とは、人々が持っているイメージや言い伝えを
形にしたものですよね。

それなら言い伝えのまま
カラスが「神聖なイメージ」で広まっていても
おかしくはないはずですが、
やはり大衆の抱くイメージのほうが
影響力が大きかったと言えます。

ちなみに
ヤタガラス(八咫烏)の「咫」は長さの単位です。
1咫が約18cmです。


ですが、
ヤタガラスでは「大きい」の
意味で使われていますので、
そのまま約18cmの意味でとってはいけません。

「8×18=144cm」には
ならないということですね。

実は間違った解釈で広がっているジンクスも
存在しているのをご存知でしょうか?

それが、
『カラスと目が合った日は
大事なアポイントはキャンセルしたほうが良い』
というもの。

先ほど書いた内容を
思い出してみて下さい。

「導きの神」であるカラスと目が合って、
大事な予約や予定を見送るというものですよね。

普通に生きていてカラスと目が合うことは
そうそうありません。

それが不思議と目が合ってしまった。
つまり、「今日は止めたほうがいい」
という知らせだということです。

確かに「不吉だから見送れ」とも取れますが、
本当はそうではないんです。

カラスが不吉だから止める、ではなく
「今日は日が悪いと教え導いている」の意味になります。

人は悪いイメージのほうが
頭に残りやすい傾向もあるため
カラスに不吉、悪いイメージを
抱きがちになってしまうので
そのまま広まってしまったんですね。

そしてジンクスのいくつかは
こうした解釈の違いで違う取られ方をしているものが
存在しています。

片方ばかりに耳を傾けず、客観的に聞くことで
不幸も幸運に変わることがあると思うと
不思議ですよね。

まとめ

大衆が抱くイメージは
多くの人がそうだからという
無意識の押しつけがあります。

今回のカラスのように
神聖な存在という言い伝えがいくつかあるにも関わらず
世間の流れに身を任せると
「不吉なもの」になってしまうのです。

勝手なイメージを抱かれて
それを押し付けられているカラスも
いい迷惑でしかありませんよね。

どうでしたか?

みなさんのカラスに対する
気持ちに変化はあったでしょうか。

最後にひとつだけ。

カラスは人と仲良くなることで
インコとまではいかなくても
おしゃべりの真似をするような
可愛い存在なんですよ。

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