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勉強嫌いな中学生でもわかる!EUを脱退する案まで発展してる難民問題

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昨年イギリスにてEUを離脱を問う投票が行われ
大方の予想に反して離脱派が勝ってしまったことで
世界は震撼したわけですが

前身のEC(ヨーロッパ経済共同体)を受けて、
1993年にEUが設立され20余年。
これまで拡大路線を歩んできたEUは
今まさに帰路に立たされています。

加盟国内での如実な経済格差があるにも関わらず
同一通貨「ユーロ」を使う矛盾や
官僚体質と批判されるEU職員たちなど

最近ではEUの問題点が
数多く議論されるようになったわけですが
今回は「難民問題」に焦点を当てて、
紹介いたします。

EUで難民を受け入れている国や受け入れ拒否の国は?

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EUで難民受け入れを推進している国といえば、
なんといってもドイツです。

ドイツは積極的に難民を受け入れ続けており
2016年の時点で、それまでに受け入れた難民の数は、
なんと驚きの100万人

ドイツの人口は約8200万人でして
つまり82人にひとりは難民ということです。

割合的には、2クラスあればひとりは難民がいる
中小企業でもひとりは難民
大企業なら1フロアにひとりは難民

それだけの難民が
社会で暮らしているのです。


なぜ、ドイツがこれだけ難民を受け入れているかというと

経済発展のために人口増加が欠かせないため
出生率が低下している今は
特に難民流入による人口の増加を期待している

という面もなくはないですが
それ以上に大きいのが

第二次世界大戦から続く
ドイツ特有の贖罪意識

が上げられます。


日本と共に第二次世界大戦を戦ったドイツは
ご存知のように日本と同様に敗戦したわけですが

それによって戦勝国より

ヒトラーをトップとするナチス・ドイツの非人道的な行い等
そういった政策に対して強く責任を問われました。

日本は戦後アジア各国に謝罪をし、
ODAによる援助等を行なってきたわけですが
ドイツは他の国がイヤがる難民受け入れを
積極的に行なってきたわです。

自国がかつて非人道的な行いをした過去と向き合い

それに対する償いとして
ドイツ国民の多くが導き出した答えのひとつであります。


そんなドイツという国は
難民からすれば、まさに天国です。


ドイツでは、きちんと難民登録をすれば
まず日本の公団住宅のような専用の住まいが与えられ
それから3ヶ月もすれば、就労許可証が発行され、
普通に働くこともできるわけです。

もちろん、働く前から生活できるだけのお金が保障され
難民が後々しっかり働けるように
ドイツ語の教育も税金によって行われております。


そうなれば当然
シリアからドイツを目指して多くの難民が国境を渡るわけです。


シリア難民の間では
どうすればドイツまでたどり着けるか、
そのルートやらノウハウやらが書かれた地図が
広く出回っていたりもします。


しかし、当然ですが
難民の受け入れというものは
お金をはじめ様々な面で国の大きな負担となり

ドイツ以外の国々も人道的見地から難民受け入れを
表立って大反対することはなかなかできない。

とはいえドイツほどに難民を積極的に受け入れる例は稀で
経済大国ドイツだからこそなせることとも言えます。


現在はEUが加盟各国に対し
難民受け入れ数をそれぞれに割り当て

それを拒否した国には
制裁金を課すことになっています。


難民の受け入れについて一切拒否した国はないものの

増え続ける難民に対する不安や不満を盾に
欧州各国ではそれぞれに極右政党が台頭してきており
これからのEUの形を変えることになるかもしれないと
危惧されています。

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EUの国ごとの難民対策の違いとは?

EUも離脱予定のイギリスを除いても26カ国もの国があり
事情も様々で難民に対する立場も様々です。

基本的に人道的見地からある程度の受け入れは必要だろうと
今のところはどの国も考えておりますが

ドイツのように積極的に難民を受け入れる国もあれば
一方でそれによる不満を吸い上げて
EU離脱を唱える極右政党が躍進することになる国もあります。

たとえば

前述の通り、シリア難民はドイツを目指す人が多いわけですが
そこ向かう上での通り道となるハンガリーなどは
難民というものに対する社会的な嫌悪感が確実に強まっています。

ハンガリーでは昨年、国民投票にて

EUがハンガリー議会の承認を得ずに、
ハンガリー人以外の義務的な受け入れを指示されたいか

との是非が問われ
その結果、反対票が実に98%に上りました。

投票率が有効投票数となる50%を下回ったため
不成立とはなったわけですが
それでも確実な世論の不満の高まりに
ハンガリーのみならずEU各国が
EUの在り方を考え直させるきっかけとなりました。

他にも、ハンガリーと同じく難民の通り道となるギリシャも、
その国家の危機的財政も相まって
難民の受け入れには厳しい立場です。


ドイツは中東からは距離的に離れており、
その上で豊かな国であるので
難民を受け入れる体勢をしっかり構築できます。

多くの難民を受け入れることで
逆にそれを更なる成長のエンジンとする余裕もあるわけですが


それとは逆の
自国民ですら貧困に喘いでいて
その上中東に近い国々からすれば

無尽蔵に押し寄せる難民に対して
治安的にも経済的にも安全が脅かされている
というのもまた事実です。


EUはEUというひとつの括りで難民政策を考え、
実施するわけですが
一方で、そういった各国における特有の事情が
反EUの気運を高める要因となっているわけです。

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まとめ

フランスでは脱EUを主張する候補者が出てくるなど
国ごとに対応に温度差があります。

難民を受け入れることで割に合わない国も出てきます。
それがEUでの足並みが揃わないことに繋がっていきます。

一時に比べて日本でニュースになることは減りましたが
依然としてこの難民問題は続いていきます。

今後の展開にも注目です。