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墓じまいのお供えは何がいいの?決まったやり方はあるの?

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「墓じまい」というものを
ご存知でしょうか?

これは人生に1度あるかないかの
非常にレアな出来事なため、
ご存じない方も少なくないでしょう。

そこで今回は墓じまいについて、
お供え物やそのやり方などについて
紹介していきたいと思います。

墓じまいとはどんなこと

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墓じまいとは、簡単に言ってしまうと
「お墓を今の場所から無くすこと」です。

お墓を無くすということは
霊園から片付けてしまう
ということですね。

墓じまいをするにあたっての理由は
様々ありますが、
例えば定期的なお墓参りができなくなることになって、
お墓の管理が難しくなる
というのが多いです。

近年では少子高齢化
古き良き日本文化である
お盆への関心が薄れてきていることなどから
お墓がどこにあるのか分からない
というケースも有るくらいです。

ある調査によると
墓参りに行く人自体も
80%を割ってしまっています。

いろいろな事情で
お墓を手放さなければいけなくなった時に
行うのが墓じまいだということになります。

そして、お墓を無くしてしまうので
眠っているお骨をどうするかというと、
供養は続けなければいけませんので
お寺に永代供養などをお願いする
ということになります。

ですので、
お墓を無くすというのはその通りなのですが、
感覚としてはむしろ
「お骨のお引っ越し」に近くなります。

墓じまいの手続きは
意外と面倒だったりします。

まずは市町村役場で
「改葬許可証」を発行してもらうことから始まり、
墓地管理者に「埋葬証明」を、
改葬先の管理者に「受け入れ証明」
それぞれ発行して貰わなければいけません。

後ろ2つは料金を取られる場合があります。

また、お墓には仏や神様の力が宿っているとされ、
この力を抜かなければ墓を移動してはいけない
とされています。

そのためお寺にお願いして
「魂抜き」とか「閉眼供養」と呼ばれる儀式を
執り行う必要があります。

この儀式の際にはお布施として
数万円を包むのが相場だと言われています。

また、離檀料としてお寺に
数万~20万円のお布施を包みます。

これらは必ず渡さなければいけないというものですが、
私たちがお墓参りをしていないときでも
日々供養を行ってくださっているお寺に
感謝の意を伝えるためにも重要です。

さて、墓じまいはご先祖様からすれば

「せっかく成仏してゆっくりしていたのに
 動かにゃならんのか」

ということになってしまうので、

「どうか、腹を立てませぬようお願いします」
との意も込めてお供え物をして
差し上げる必要があります。

もちろん、供養のために土地を貸してくださった
土地の神様への感謝をすることも重要です。

先祖代々同じ場所にお骨を納めていたのであれば
何十年にも渡って供養の場所を
提供していただいたことになるので。

人間が勝手に穴を掘ったりまた返したり
というのは神様から見ると
「これはけしからん」となってしまいます。

ですので、お供え物も形式的なものではなく
心が伴ったものでなければいけません。

それでは、墓じまいのお供え物はどういったものが
適しているのかご紹介していきましょう。

墓じまいのお供えはどんなものがいい?

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「ご先祖様の機嫌を取らねば」と
思いっきり豪勢なお供え物を
用意する必要は全くありません。

下心が丸見えですね(笑
普段のお墓参りのもの(果物やお饅頭)で十分です。

ただ、地域や宗派によっても
お供え物は変わってきます。

例えばあるところでは
海、山、里それぞれの産物を備えること
とされています。

ここから読み取れるのは、
お供え物はご先祖様だけでなく
あらゆる神様(八百万、やおよろず)へのものだ
ということです。

まあここまでやってしまうと、
例えば長野県のような海のない県であったり
周りに山のない地域の方々は大変ですよね。

ですので、
一般的なお墓参りでお供えしているような
おまんじゅうや果物といったものを
持参すると良いでしょう。

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墓じまいのお供えの方法にやり方はあるの?

普段のお墓参りであれば
意識することは少ないですが、
お供えの方法にも実は
「こうした方が良い」
というものがあります。

私自身もかつてはそれほど深く考えていなかったので
果物などをスーパーのプラスチックの
パッケージにのせていたり、
家から持ってきたお皿に
おまんじゅうをのせていたりしました。

しかし、
このようなお供え物は「半紙の上に置く」
というのが良いとされています。

また、普段のお墓参りのときにもいえますが、
お供え物は帰る時に残していかないようにしましょう。

よく
「ご先祖様こんなにたくさん食べるのに
時間がかかるから」と
放置して帰っていってしまう方がいらっしゃいますが、

霊園の管理者からしてみれば
カラスやタヌキなどの餌となってしまい、
景観を損ねたり悪臭の原因など
周囲への迷惑につながるので注意しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

墓じまいを行うに当たっては
事務的な手続きに気を取られがちで、
お供え物などに気が回らないことも多いです。

周囲に経験のある方も非常に少ないので
困ることも少なくないでしょう。

この記事がそのような方々の
お役に立つことを願っています。

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