役立つ知識を集めたブログ

役立つ知識を集めたブログ

色々なジャンルで役に立つ知識を集めたごちゃまぜのブログ

彼岸の時の仏壇の正しい飾り方は?本当に飾る必要があるの!?

スポンサーリンク
 

毎年春と秋に一度ずつやってくるお彼岸の時期。

お盆と違って、
お仏壇にどんなことをすればいいのか、
何を飾ればいいのか、
分からない方も多いです。

そこで今回は、
お彼岸の時期にはお仏壇に
どんな飾り付けをすればいいのかを、
ご紹介いたします。

お彼岸の時の仏壇の正しい飾り方は?本当に飾る必要がある?

f:id:sawamurajin:20170814235317j:plain

そもそもお彼岸って?

彼岸には、
毎年春分の日周辺の「春彼岸」
秋分の日周辺の「秋彼岸」
2回があります。

春彼岸は春分の日を中日として
前後3日を合わせた7日間の法要です。

秋彼岸は秋分の日を中日として
前後3日を合わせた7日間の法要です。

昼と夜の長さが同じになる春分秋分には、
煩悩に満ちた現世(此岸)と
悟りの境地に達した理想の世界(彼岸)の
距離が近付くと言われています。

昔の日本では、
彼岸の時期に先祖に感謝や供養をすれば、
極楽浄土に行くことが出来ると考えられていました。

お彼岸には何をするの?

お彼岸には、お仏壇をきれいにしたり、
お墓のお掃除やお墓参りをするのが一般的です。

お寺とのお付き合いがあるご家庭では、
「彼岸会」という法要に参加することもあります。

お彼岸も彼岸会も「波羅蜜」という
仏教用語を由来にした仏教行事の一つですが、
日本独自の行事です。

宗教行事としてではなく、
日本の伝統行事や土地の風習の一つとして
捉えていらっしゃる方も多いです。

仏教徒ではない方も、
ご先祖様のことを考える機会として
是非参加されてくださいね。

仏壇を飾る必要ってあるの?

お彼岸には、お盆とは違って
儀式としての分かりやすいしきたりはありません。

お彼岸は、生きている方が
将来極楽浄土に行くための
修行期間という意味もあります。

お盆と違って、ご先祖様がやってくるのではなく、
こちらからご先祖様に近付く期間です。

せっかくご先祖様との距離が近くなる期間なので、
ご先祖様のいらっしゃるお仏壇は
いつもよりもきれいにしておきたいですね。

ご先祖様もお客様もいらっしゃるし、
きれいになったお仏壇が殺風景だと寂しいです。

季節のお花やお彼岸用のお供えなど、
普段のお供えに少しだけ特別なことを足して、
いらっしゃる方を歓迎しましょう。

お彼岸の時期には絶対に何かしない
といけないというわけではありません。

ただ、お彼岸はご先祖様に思いをはせたり、
感謝をする日です。

せっかくの期間、
お布施の心で訪れる方々を
おもてなししましょう。

仏壇の正しい飾り方は?

実は、こう飾るのが正解!
という決まりがないのがお彼岸です。

たいていの場合は、
ぼた餅やお萩をお供えする他に、普段と同じように、
季節のお花や果物をお仏壇に飾ることが多いです。

地域によっては、
彼岸団子、彼岸餅、草餅、
精進料理などもお供えします。

お彼岸を過ごす土地の
風習に合わせて準備してください。

お供えするお花は、派手なものを避け、
菊や落ち着いた印象の花を選ぶと無難です。

ご先祖様の好きな花や食べ物があるときは、
それも一緒に飾ると喜ばれますよ。

スポンサーリンク
 

お彼岸の時に仏壇に対してしておくべきことは?

お彼岸にはお仏壇の掃除を!

お彼岸の時には、
お仏壇の中もいつもより丁寧に掃除します。

お仏壇やお位牌には、壊れやすい飾り物や、
材質に合わせたお手入れが必要な
高級なものがたくさんあります。

毛ばたきで埃を払い、
乾いた柔らかい布や専用のクロスを使って
1つずつきれいにしましょう。

水拭きは傷みの原因になるので厳禁です。

金色の装飾部分や改名などの文字部分も、
強くこすると金が落ちたり、
文字がかすれることがあります。

繊細な仏具の掃除は、
十分注意して丁寧におこないましょう。

ぼた餅やお萩をお供えしましょう!

お彼岸のお供えと言えば、
ぼた餅やお萩です。

ぼた餅は春彼岸に、お萩は秋彼岸に、お供えします。

保存技術が今より劣っていた昔は、
春まで保存していた小豆は
皮が固くなってしまうので、
春彼岸の時期には小豆を
こしあんにしてぼた餅を作っていました。

小豆の収穫時期に当たる秋彼岸の時期には、
小豆の皮も柔らかいので、
粒あんにしてお萩を作っていました。

季節に関わらず粒あんもこしあんも
美味しく楽しめる現在では、
ぼた餅もお萩も呼び名が違うだけで
同じものです。

家庭でも時間をかければ作れるものなので、
お彼岸の時には、好きな甘さのぼた餅やお萩を
作ってみてはいかがでしょうか。

お花や故人の好きなものを準備しましょう!

あるといいのが、お花です。

この時期は、お彼岸用にまとめた花や
季節の花がお店に並びます。

菊や季節のお花、ご先祖様の好きな花などを
派手にならないように気をつけて飾りつけます。

せっかくの法要、
さりげなくいつもと違ったお花も
混ぜてみると喜ばれますよ。

何を選べばいいか分からない時には、
お店でお彼岸用にまとめられたお花を選ぶと
失敗しません。

自分で選びたい時は、
棘のあるお花と香りの強いお花は避けてください。

どうしてもバラや百合などの
棘や香りの強い花を飾りたい時は、
棘を取ったり、花粉をティッシュで取ったり、
一手間入れましょう。

他にも、故人やご先祖様の好きなお花や食べ物を
お供えするのも喜ばれます。

まとめ

仏教行事とはいえ、
お盆と同じぐらい大事にされている行事です。

宗派や格式など難しく感じる行事ですが、
まずはご先祖様を身近に感じる機会として、
大事にしていきたいですね。

スポンサーリンク