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勉強嫌いの小学生でもわかる!反トランプのデモがなぜ就任後も続く?

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就任から4ヶ月が経過しても
トランプ大統領への批判の声は
収まるところを知りません。

就任後100日を経過するまでは
ネムーン期間と言われ
マスコミも新大統領の批判を避ける
という通例があるにも関わらず
それでもこれだけ批判を浴びる大統領は
非常にまれなわけですが

おかげで未だアメリカ国内では
各地でデモが行われているわけですが……

なぜトランプ大統領によって
これだけデモが誘発されるのか
その理由を考えてみましょう。

地元のニューヨークでさえデモが行われるのはなぜ?

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政治家にとって本来、
地元というものは力強い味方であるはずですが
トランプ大統領においてはその限りではありません。

ニューヨークが地元のトランプ大統領ですが
ニューヨークでの支持率は特に低いのです。


トランプ大統領は選挙戦の頃より
「偉大なアメリカを取り戻す」と訴え
そのための方法として
雇用の促進を掲げておりました。

この政策は中流以下の階級の
日々の暮らし向きが決してよくない人々に
熱烈に支持をされました。

そして、そういう人々は、ニューヨークよりも
地方に圧倒的に多くおります。

トランプ大統領自身もそうですが、
ニューヨークに主に住むのはいわゆる富裕層です。

雇用の促進自体は
富裕層が嫌う政策ではないわけですが……

トランプ大統領のそれは、
手段の方に大いに問題がありました。


トランプ大統領の雇用促進の手段とは

今、中国、メキシコ、他新興国
安い労働力で作っている製品を
アメリカ内で作るようにすれば
そのぶんアメリカに仕事が増えて雇用も増える

というものです。


もちろん、
そういった現在海外で生産されている製品を
アメリカで作るようになれば
人件費は跳ね上がるわけで

企業は利益を上げられませんし

消費者も海外生産によって価格を抑えていた品々を
割高で購入させられることになります。

誰も得せず、みんなが不幸になってしまう――

富裕層や知識層といった、いわゆる
エスタブリッシュメントといわれる階層の人々からすれば
それは明らかなことであり、
到底支持できることではありません。


今の暮らしに閉塞感を抱いている人々とすれば
わかりやすい政策で雇用を増やす
と約束してくれるトランプ大統領に期待しますが

ニューヨークに多数いる成功者からすれば
そういった話に同調することなどまったくできないわけで

反トランプが多くなってしまうのも、当然のことです。

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いまだに反トランプを掲げる有名人が多いのはなぜ?

トランプ大統領が批判を浴びる理由については、
その経済政策の他にももうひとつがあります。

それは


数々の差別主義的発言


中東・アフリカの指定7カ国から入国禁止という
例の大統領令に代表されるイスラムに対する発言

メキシコとの国境に壁を作るといった移民に対する姿勢

発言のふしぶしに垣間見える女性軽視の姿勢


ちょくちょく自身の発言を翻すトランプ大統領ですが
これらの言動というものは
経済政策や外交政策とは異なり
過去の発言を訂正すれば済む
という問題ではありません。


「トランプは差別主義者」
というイメージはついてまわります。


有名人といわれる人たちは、
その他のいわゆる一般人よりも裕福であるので
トランプ大統領の経済政策に
異を唱える割合が多くもなるのですが


実はそれ以上に、
このトランプ大統領の差別主義的姿勢が
有名人からの強い批判の対象となっています。


有名人にとって「差別」というものは
タブー中のタブーです。

差別を容認などしようものなら、
どんなバッシングを受けるか
わかったもんじゃありません。


もちろん、そんな打算があった上で
トランプ大統領を批判する有名人などはごく一部で

ほとんどの有名人は
心の底から自らの信念に基いて
差別主義に反対しているのでしょうが……


とはいえ

差別主義的とも思えてしまうトランプ大統領を支持することは
有名人とって一般人以上のリスクであるという事実と

有名人に反トランプが多いということは

決して無関係ではありません。

今後も反トランプのデモが行われる可能性は高い?

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トランプ大統領の件に限らず
そもそもデモというものは
社会になにがしかの不満があって行うものです。

つまり、その不満が解消されない限り、
デモは起こり続けます。

デモには大義名分というものがあるわけですが
実は理屈よりも感情の問題であり


とどのつまり、ムカつくからやっているのです。


デモをやりたいから、その大義名分を探す。
そうなればトランプ大統領の
差別主義的な部分は格好の的になります。

アメリカのすべての階層の人の心のもやが払われて、
幸せになれればデモはなくなるでしょうが

そうではない以上
不満のはけ口としてのデモが
なくなることはありません。

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反トランプのデモとは逆にトランプを支持するニュースはあるの?

前述の通り、
ある程度経済や社会問題について
考えを巡らせてきた人間からすると
トランプ大統領の意見や政策というものは
疑問符がつくものが多いです。

そのため、
アメリカの代表的ニュースメディアCNN等の大手メディアは
トランプ大統領に対して総じて批判的です。

おかげでトランプ大統領はそういった大手メディアを
「フェイクニュース(偽ニュース)」と呼んでバッシングします。

会見から締め出したり
恒例の記者との夕食会を欠席したり

やりたい放題なわけです。


ただ、そんな中でも、実は親トランプなニュースもあります。
それは

FOXニュース

個人レベルのYouTube等で発信しているニュースメディアならば
トランプ支持は数あれど

大手では唯一といっていい
トランプ支持のニュースメディアです。


FOXニュースは元々右翼的なメディアであり、
共和党支持でありました。

トランプ大統領は右翼――
とは単純にいえない部分もあるのですが

スティーブン・バノン氏という極右の人間を
今も大統領上級顧問として重用しているあたり

右寄りのニュースとトランプ大統領は
他よりも親和性が高いわけです。


トランプ大統領はその極端な政策、言動から
批判の声が特に大きく報じられるわけですが

忘れてはならないのは
それと同じくらいの賛同の声もあるということです。


トランプさんは紛うことなき
選挙で選ばれた大統領です。

たとえ今も疑われるロシアの関与が実際にあったとしても
元々ある程度の支持がなければ
それも効果はないわけですから。


その前提の上で、
さらにFOXニュースの立場で考えるとすれば

他の大手ニュースメディアが軒並み反トランプに傾く中
親トランプであることは
他のメディアと差別化を図れる部分であり

信念等はさておき
「あえて」支持する理由だって
充分にあるわけです。


世の中、きれい事だけでは動いておりません。


人にはそれぞれ、
そこに至るまでの背景があり、事情があります。

「悪いことはしてはいけません」なんて
幼稚園児でも知っていることですが
それでも悪事は起こります。

悪いことを悪いと批判することは簡単ですが

これだけ負の感情が吹き荒れる世の中だからこそ
その裏側にまで想像を巡らせることのできるような

せめてそんな人間でありたいものですね(笑)

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