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今更聞けない!?運転士は運転中にトイレはどう対処しているのか

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日本の電車はどの国よりも
時間を厳守することが最優先とされていて
常に規則正しくあるように
運行されています。

ですが
運転しているのは一部を除き
生身の人間です。

では、対処しようのない急な生理現象は
どうやって運転士は対処しているのか。

今回は今さら聞けない
ちょっとした運転士への疑問
お答えしてみたいと思います。

内容が生理現象中心になるので
お食事中の方はご注意ください。

 

これまでも起きていた!?運転士のトイレにまつわる悲劇とは!?

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トラブルがないかぎり
毎日時間通りに運行している電車。

ですが運転士によるトイレトラブルは
過去にもいくつか起こっています。

まずは尿意のほうからいきましょう。
2016年9月とまだ新しめな事件です。

JR東日本の運転士(50)が停電した
電車の運転席からドアを開け、
外へ放尿していたというもの。

ホームの反対側だったとはいえ、
その行動をたまたま目撃した人に
通報されたことで発覚しました。

その運転士によると
「尿意があると作業に集中できないし、
(トイレに行ってしまうと運行)作業を
遅らせてしまうと思った」
とのこと。

しかもこの運転士は
実はこれが初めてではなく、
これまでに数回同じ行為をしていた
というのです。

見つからなかったことが奇跡でした。

歳を重ねれば重ねるほど
尿意は我慢しにくくなるとはいいますが、
乗務中にあるまじき行為といえます。

次にご紹介するのは
2007年8月JR福知山線
車掌が体調を崩してしまい
次の駅に到着する間際で
大便を漏らしてしまったトラブル。

体調を崩していたとのことで
ある意味同情の余地はありますが
清掃をしても臭いが取れなかった理由から
運行中止になってしまいました。

当時は1700人に影響が出ています。

この事件は様々なメディアに
取り上げられてしまったので
運転士にとってはつらい出来事
となってしまったでしょう。

2つの意味でも…。

運転士は乗務前にお腹の異変を
感じとっていたというコメントと、

「きっと我慢できるはず」
そう思って仕事に行ってしまった
と話していました。

筆者もその気持はなんとなく分かるので、
なんだか責めるに責められない
複雑な感情を抱いてしまいます。

なんにせよ、他人に迷惑だけは
かけたくないものですね。

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長時間運転になる新幹線の運転士のトイレはどうしてるのか?

新幹線は長い距離を1人で
操作しなければいけないことも多々ありますが、
基本的には車掌が同乗しています。

なので、どうしてもガマンできないときは
車掌とある重要な場所、運輸指令所といって
列車乗務員に指示を行う機関があるのですが
この場所に連絡が必要です。

車掌と運行指令所との打ち合わせをした上で
次の停車駅でトイレを済ませ対処をします。

もしどうやっても
次の駅まで待てないなどの緊急の場合には
臨時停車という方法で
代務をしてもらうこともありますが、
限りなく少ないです。

なぜかというと新幹線の場合は
体調管理なども運転士としての資格条件に
含まれている会社が多いので、
命に関わる急病以外ではほぼ許されていないのです。

もしそうなった場合は
運転士として「恥」扱いになりますから、
新幹線の運転士はよりいっそう気を使っていて
例になるような前例自体がほぼ無ありません。

せっかくなので、
新幹線の運転手だけではなく
身近な電車の運転士がどう対処しているかも
ご紹介します。

駅との連携によっても
多少の違いはありますが基本は2つ。

・携帯トイレを持ち込む
・乗務員トラブルにする

『携帯トイレを持ち込む』
こちらは一般の方でも
使用する機会のあるアイテムですね。

基本的に会社から支給されるものではないので、
個人的に用意して持ち込みます。

あくまでも緊急用に持ち込むので
乗務前にトイレを済ませたり
ガマンする人のほうが圧倒的に多いです。

『乗務員トラブルにする』
こちらは運転士としては
ちょっと恥ずかしい方法です。

少し上でご紹介した運行指令所に
その旨を伝えなければいけません。

しかもこの連絡は無線でするので
同じ無線を使用している乗務員全員に
聞こえます。

お客には聞こえませんが、
自分以外にバレてしまうわけですから
非常に使いにくい方法というわけですね。

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

時間を守らなければいけないがために時間に追われ、
トイレすらも落ち着いて行けない仕事。

時間を守るきちっとした日本人だからこそとも言える、
予想以上に大変な仕事だと
思っていただけたのではないでしょうか。

ただお客としてもし電車のアナウンスで
「乗務員トラブル」があったとしても
トイレだけが理由ではありませんので
ご紹介だけさせて頂きたいと思います。

このまま一部の理由だけを知っている状態で
アナウンスを聞いてしまったら
運転士が少しかわいそうですからね…。

運転士トラブルの理由は主に4つ。

・体調不良(急病)や便意
・事件や事故による運転士の負傷
・何らかのトラブルで運転士が現れない
・ミスにより車掌を前の駅に置いてきてしまう

これらは、
どれも運転の続行が不可能になってしまうような理由で、
しかも代理の人もいなかった場合に
使われるようになっています。

なので、
もしアナウンスが聞こえてきたとしても
便意で離脱、とは限らないということです。

特にありがちなトラブルは、
困った人を注意しただけで
絡まれてしまうケース。

場合によっては事件になるので、
乗務員トラブルとして扱われます。

他に、運転士が寝坊してしまい
乗務時間になっても現れず、
代理人もその場にいない場合も
もちろん乗務員トラブル扱いです。

トイレひとつでこんなにも気を
使って仕事をしている人達ですから、
今後はお客による理不尽なクレームも
もう少し減ってくれることを
祈るばかりです。

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