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新国立競技場の進捗状況は?間に合う?超わかりやすく説明!

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いよいよ2020年に迫った
東京 オリンピック!

開幕までもうあと3年です。

多種多様な競技を行う上で指摘されているのが
「施設面」の充実です。

施設もただ豪華に作ればよいということでなく、
同時にコスト面も考えなければなりません。

そんな中注目されているのが
「新国立競技場」の問題です。

当初建設予定だった案は
予算が合わないということで
建築設計自体を変更した
という経緯もあります。

「ニュースにはなっているが実際どうなのか」
詳しく知るため、
新国立競技場の建設進捗状況を
わかりやすく紹介していきます。

新国立競技場の進捗状況は?東京オリンピックに間に合う?

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新国立競技場は、
敷地面積が11万3000平方メートルということで、
旧国立競技場よりも広い設計となっています。

新国立競技場の工事で注目したいのが、
工事スタート時期の遅れです。

もともとの案では費用が足りないということで、
1年2か月遅れの着工となりました。

前回のブラジルリオデジャネイロオリンピックでも、
工事の遅れが指摘されていました。

日本も1年も着工が遅れて
間に合うものなのかという点が
注目されているポイントです。

それも、新国立競技場というと
かなり大規模な工事となります。

敷地面積が11万3000平方メートル
地下2階
地上5階

というスケールです。

素人から見ると、「大丈夫かな・・」というのが
普通の感想ですよね。

実際の完成予定日は、
2019年の11月30日とされています。

今夏にはスタンドの建設が始まり、
来年2018年の年明けからは
屋根部分の建設に取り掛かる
という予定です。

工事を請け負っているのは大成建設で、
日本の技術力を信じて期待したいところです。

しかし、「工事は順調」という情報とは裏腹に
現場ではそのような状況ではなく、
実際には、大幅な遅れがでてしまっていたのです。

1年もスタートが遅れたということなので、
当然の結果のように思えます。

それでは、そのしわ寄せが
どこにくるかというと・・・。

「現場」で働いている人達です。

当初の建設計画から大幅に変更があったものの
東京オリンピックの開催時期が変更になる
ということはありません。

いくらそういう事情があったとしても、
必ず間に合わさないといけないのです。

それでは、工期に間に合わすために
人員は足りているのか、
また働きすぎによる影響で
どういったことが発生しているかも
併せてご紹介していきます。

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新国立競技場の建設で人手は足りてる?現場の人は?

新国立競技場では建設工事が遅れている
という状況ですが、
現場に作業にあたる人が足りているか
という問題があります。

結論から言うと、
「足りていない」状況です。

なぜかというと、
今回新国立競技場建設にあたっている従業員の方が、
過労から自殺したことがニュースになりました。

亡くなったのは新卒の23歳男性です。

その男性は新卒ながら、
「現場監督」を任されていました。

男性の担当していた仕事内容は、
軟弱な地盤に対してセメントを注入することで
地盤を改良する工事です。

亡くたったのは今年の3月。

男性の両親は1月終り頃
「重機が予定通りそろわず工期が遅れている」
という話を男性から聞いていました。

ただでさえスタートが遅れていた現場だけに
かなり過密なスケジュールで
作業にあたっていたことになります。

それも、23歳の新卒で「現場監督」を任される
ということ自体が人手不足を表しているでしょう。

そして、オリンピック、パラリンピック
世界中が注目するイベントです。

いくらスタートが遅れたといっても
完成が遅れるということは許されないのです。

そんな中作業に当たっている現場の従業員や
作業を請け負っている会社にとって
相当なプレッシャーがかかっているということは
容易に想像することができます。

そんな中、男性の残業時間は、
当初会社側は「既定の残業時間内」と発表していましたが、
遺族側の調べでなんと
月に「212時間」も残業をしていた
という事実が発覚しました。

起きるのが朝4時半で、
帰宅するのは深夜0時~1時頃なので、
睡眠時間は2~3時間しかとれていなかったのです。

建設現場の事務所内に仮眠用の施設はなく、
慢性的な過労状態であったと言えます。

男性はそのような勤務状態が続き、
心理的にも生理的にも人間が働ける限界を超えたため
とても残念な結果になってしまいました。

男性は生前に、
自分の選択を謝罪するようなメモを残しています。

あまりにも悲しくなる内容であるため
詳細はここでは記載いたしませんが、

会社のため、新国立競技場建設のため責任を感じ、
このような事態になってしまったということに
心が締め付けられる思いです。

現在も現場の従業員は工期の遅れを取り戻すため
日々作業を続けています。

まとめ

今回ご紹介したように
計画の変更で着工が1年遅れたことにより、
工事は遅れています。

そして、現場で働く従業員の方に
大きな負担がかかっている状況です。

極めて個人的な意見ですが、
若者の人生が追い込まれるほどのことをしてまで
オリンピックをすることに意味があるのか
と疑問です。

そもそもの発端はずさんな工事費の膨張で、
最初の計画が白紙になったことで
工事の着工が遅れたことです。

しかし、起きてしまったことは
取り返しはつきません。

今後二度と同じようなことが起こらないように
現場で働く環境を改善していくことが
急務の課題となっております。

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