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世界遺産になった沖ノ島はどんな所?アクセス方法は?観光できる?

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このたび沖ノ 島が世界 遺産に登録されました。

関連遺産群を含む、申請していた8資産全てが
登録されることになります。

この運びはエジプトの考古学で有名な
吉村作治氏が発案したことによって
世界遺産登録への活動がなされてきました。

「神の宿る島」として今も昔も
崇められている島になり、何万点ものお宝が
状態の良いまま発見されたこともあって
世界から注目を浴びるようなっています。

今回の登録で国内の文化遺産は17例目、
自然遺産と合わせると
世界遺産は21例目になりました。

今回は、その沖ノ島について紹介いたします。

世界遺産になった沖ノ島はどこにあるの?アクセス方法は?

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沖ノ島福岡県の宗像市(むなかたし)に属する島です。

位置的には宗像市から韓国の釜山(ぷさん)を
直線で結んだ中で
宗像市から約60キロの位置に存在する島です。

そこは玄界灘と呼ばれる
九州の北西部海域に存在しています。
玄界灘は世界有数の漁場として知られています。

沖ノ島は周囲4キロの大きさで、
周りに何もない海に存在する絶海の孤島
ということになります。

なので沖ノ島へ行くには
船でのアクセスになりますが、
そこにはいろいろな条件があります。

神宿る島といわれる沖ノ島はどんな島?観光できる?

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沖ノ島には沖津宮という神社が
島の中腹に存在しています。

福岡県宗像市には宗像大社があり、
沖津宮宗像大社の属するお宮になります。

沖ノ島は島自体が
この沖津宮御神体となる「神の島」
ということになっていて、
さらに島全体が宗像大社の境内地となっています。

境内とは神社、寺院などの宗教施設が
占有している土地のことを言います。

「人の住むことの出来ない普通ではない島」
として管轄側は明言するほど
特別に扱われている島にまります。

島全体を神の宿る場所としていますので、
通常人が出入りすることはできない掟になっています。

したがって観光をすることも
もちろん許されてはいません。

 

ただ、紹介するホームページや動画はあります。

宗像大社 公式ホームページ | 宗像三宮 沖津宮・中津宮・辺津宮詳細

www.youtube.com


無人島であり人は住んではいませんが、
ただ一人だけ島に存在する人がいます。

それは宗像大社沖津宮神職の人になり、
仕事として訪れているのです。

その役割の人は何人かいて、
それぞれ10日交代で島にやってきては
1人で管理を行います。

そこでの時間の潰し方などは
時々話題になりますね。

確かに1人で10日も何をやるのだろうと
興味が湧きます。

一般の人は絶対には入れないのか
というとそうではなく
条件付きで入島を許される場合があります。

それは毎年5月27日の1日だけ、
200人に限られています。

参拝申込み方法は↓を参照するとよいでしょう。

pyokotan.com

そして入島の前には全裸になって
島の手前の海で体を清める
禊をしなければなりません。

そして沖ノ島には
女性は入ることが許されていません。

もちろんその年に1回の日も
入れるのは男だけになります。

島の中にある物は一つたりとも
持ち出しが禁止されています。

草のひとつでさえ
持ち出すことが許されていません。

そのこともあって古い時代からのものが
多く残されていて、
昔からのままの姿をとどめている
珍しい島になります。

神事に使った様々な道具の出土品など
手付かずのまま多く見つかり
文化的に世界から注目されています。

銅鏡や黄金の指輪など、
その他8万点あまりが沖ノ島から出土し、
国宝指定されました。

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沖ノ 島が女性が行けない女人禁制なのはなぜ?

沖ノ島は女人禁制となっていて
女性は入ることができません。

その理由は祀られている神様が
女の神であることが関わってきます。

宗像大社というのは
三つの神社かあら出来上がっています。

沖津宮(おきつみや)
中津宮(なかつみや)
辺津宮(へつみや)

沖津宮沖ノ島のお宮になります。

そしてそれぞれに祀られているのは

田心姫神(たごりひめのかみ)
湍津姫神(たぎつひめのかみ)
市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)

という名前の女神です。

この3人の神様は天照大神の娘です。

宗像大社はその天照大神
三柱の御子神を祀る神社
ということになっています。

その中でも沖ノ島に祀られている
田心姫神(たごりひめのかみ)は
嫉妬深い神と言われています。

そのことで女性が入ってくることを嫌うとされていて
女性の侵入を受け付けない
という言い伝えを守っているということになり
今でも女人禁制が守られています。

それに加え、
絶海の孤島まで女性が行くのは
体力的に困難だったとも言われています。

ちなみに中津宮も本土から離れた大島
という島に存在していて、
そこは一般の人でも女性でも入ることができます。

九州本土にある辺津宮では
出土した8万点の神宝を見学することができます。

まとめ

世界でもそうですが
日本にもパワースポットと呼ばれる
不思議な場所が数多く存在します。

そこにはやはり何か
神聖なものがあるということかもしれませんね。

それは体験してみなければわからないものですが、
沖ノ島は今のところ入るのが困難です。

神聖な場所なのに関われないので
もどかしさを感じてしまいます。
世界遺産になったからには
観光したいものですね。

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