役立つ知識を集めたブログ

役立つ知識を集めたブログ

色々なジャンルで役に立つ知識を集めたごちゃまぜのブログ

タイプ別もみじの病気の原因と対策や予防策は?枯れる前に対処を!

スポンサーリンク
 

もうすぐそこまで秋が
見えてきました。

 

山や道ばたの樹木の葉も
だんだんと色づきはじめ、
視覚的にも季節を感じ取る
ことができますね。

 

庭に紅葉する樹木を植えている家庭では、
その様子を楽しみながら外でお茶でも…
と風流な時間を過ごす人も。

 

ですが、今年になって庭にある
もみじに異変などはありませんか?

 

これまで毎年のように
キレイな姿を見せてきたもみじの木が
特に悪影響を与えそうなことをした
というわけでもないのに
“枯れ始めている”。

 

今回は秋直前だからこそお伝えしたい、
もみじの“枯れる現象”と“対処法”を
お伝えします。

タイプ別もみじが病気になる原因と対策!枯れる可能性は?

f:id:sawamurajin:20171010003559j:plain

もみじは日光を好み、
耐寒性があることから
冬も問題なく過ごしてくれる樹木です。

 

ですが、一般的な他の樹木と変わらず
弱点もあるので
病気になる可能性もあります。

 

では、もみじがどのような病気に
かかってしまうのか
今回は5つをご紹介しましょう。

首垂細菌病(くびたれさいきんびょう)

この病気は4月下旬から5月に発生しやすく
発症は新芽から。

 

枝の先から黒いまだら模様が出始め、
進行すると葉がしおれて
色も茶色になり落葉してしまいます。

 

この異変が出る首垂細菌病は
名前の通り“細菌病”で、

 

樹木では大変珍しいタイプの病気です。
そのせいかそれ以外に原因が分かっておらず、
生態も未だ不明なのです。

 

とはいえ不安になる必要はなく、
慌てて対処をする病気ではありません。

 

実はこの病気、放置で自然と
良くなることが多い病気でもあります。

 

いつか首垂細菌病も解決される日が
くることを祈るしかないのが現状です。

うどんこ病

春から夏にかけて発生する、
まるで葉っぱにうどん粉を
まぶしたように見える病気です。

 

原因は葉に付いてしまった“カビ”

 

風に乗ってカビの胞子が飛び、
病を発症した木以外にも
広がりやすい特性を持つので
乾燥時には特に危険です。

 

さらにこの病気はとても厄介で、
その年をなんとかやり過ごせても
また来年には発生してしまう
面倒極まりない病気ということ。

 

うどんこ病の発生に気付いたら
なるべく早い段階でもみじに
水をかけていきましょう。

 

「なぜ水を?」と思いますよね。

 

あんなに厄介そうに見えるうどんこ病ですが、
実は水に弱く葉に水が付くだけで
胞子は発芽をすることができなくなります。

 

わずかな胞子なら洗い流せることもあるので、
うどんこ病=水」と
覚えておくといいですね。

 

次にカビの発生している葉を
すべて切り取るなどして
木から遠ざけ、燃えるゴミとして
袋に詰めて処分します。

 

この時、しっかり密閉することを
忘れないでくださいね。

 

最後にお酢(30~50倍に薄める)や
重曹(800倍に薄める)を霧吹きなどで
シュッシュッと直接葉に
吹きかけてあげれば対処は完了です。

お酢の場合は匂いにだけ注意ですね。

胴枯病(どうがれびょう)

こちらは6月~10月
ちょうど紅葉が始まる頃にも
かかる可能性のある病気です。

 

樹木にある傷や弱りやすい新芽から感染する
糸状菌が原因で、
見た目もかなり不気味になります。

 

具体的には幹や枝、樹皮にいたる
葉以外の部分が赤・黒褐色になり
細かいブツブツが発生するのです。

 

うどんこ病と違い、
水に弱い性質はないので
雨が降るといっしょに菌が枝や幹を伝い
感染場所が拡大してしまいます。

 

放置してしまうとほぼ100%
感染部分から上が枯れてしまう
おそろしい病気なので、
発見した場合は
すぐに対処が必要です。

 

対処方法は病気になっている部分を
かなり大きめに取り除き、
切り口には園芸店やAmazonなどで
売られている「トップジンM」を塗って
感染予防をするというもの。

 

これは発症予防にもなるので
病気の発生を見つける前に
傷を見つけたら塗っておくのも
かなり有効な手段です。

 

他には“風通しを良くする”、
感染部分が見当たらなくても
ご近所からの感染の疑いがある時は
“水を直接木にかけないようにする”。
このような対処方法もあります。

黒紋病(こくもんびょう)

この病気は8月頃に発生し、
初期段階では葉に黄緑色の
斑点が浮かび上がります。

 

そして病気が進行することで
黒いぼつぼつとしたふくらみが
葉の表面に出てくるのです。

 

見た目も異質なこの病気。

 

小さなポツポツとした斑点の場合は
「小黒紋病」とも呼ばれ、
紅葉しないどころか落葉した葉も
すべて回収が必要です…。

 

燃えるゴミとして出しましょう。

 

対処方法としては
「ダイセン」や「ベンレート水溶液」
有効ですね。

 

こちらも園芸店やAmazonなどで
お手軽に購入が可能です。

ビロード病

特定の時期に、というものはなく
フシダニの仲間が原因で発生する
病気になります。

 

名前になっているビロードとは、
ピアノ等のカバーとして使われる
パイル織物のことですね。

 

この表現だけならちょっと豪華な
装いになるだけでは?
と思ってしまいますが、

この病気になると
葉裏が赤く染まり葉自体もカールして
異様な姿へと変貌するのです。

 

こちらの病気になった場合、
対処方法はビロード病になった部分を
取り除くことのみ。

 

残念ながら予防策や対応策も
公表されていません。

スポンサーリンク
 

庭に植えたもみじが病気で枯れるのを防ぐ予防策は?

それぞれのタイプに分けて
病気や対策などをお伝えしましたが、

 

やはり1番なのは
毎日もみじの様子を
観察してあげることです。

 

鉢植えで育てている方よりも
小さな頃から庭にあった、

という人はこれまで手入れも
たまの剪定くらいしか
やったことがない人も多いのです。

 

もみじは先にお話したように
日光を好む樹木です。

 

しかし直射日光にはあまり耐性がなく
乾燥にも弱い一面を持っています。

 

人間でも暑いと感じる日なら
病気に注意しつつもみじにも
たっぷり水をあげるように
してあげてくださいね。

まとめ

秋の定番、もみじ。

 

私たちが毎年当たり前に
見ると思っている紅葉も
自分の家の庭で見れるなら
また違って楽しめるもの。

 

紅葉で雰囲気をガラリと変えた
もみじを眺めながら料理などを
縁側やテラスで飲食すれば、
プチ旅行に行った気分にもなれます。

 

虫も減ってくる秋ですから、
やんわりと光るライトや
ろうそくの明かりを灯して
まったりするのも素敵ですよね。

 

みなさんの家のもみじが
今年も無事に過ごせるよう、
参考になればうれしいです。

スポンサーリンク