役立つ知識を集めたブログ

役立つ知識を集めたブログ

色々なジャンルで役に立つ知識を集めたごちゃまぜのブログ

紅葉(こうよう)と紅葉(もみじ)とかえでは違いが!?すぐ使える雑学!

スポンサーリンク
 

秋の風物詩として古くから
日本人に知られてきた
“紅葉(こうよう)”。

 

でもこの「紅葉」という漢字、
何だかおかしいと思いませんか?

 

紅葉(こうよう)とまったく同じ字なのに
“もみじ”とも
読むことができますよね。

 

確かにもみじは秋になると色が変化して
紅葉(こうよう)するので
言いたいことは何となく分かります。

 

ですが本当にそれが理由なのか…。

 

そしてよく似ている、もしくは
どちらも同じように見えてしまう
“もみじ”と“かえで”について。

 

実はこの2つ、はっきりと
区別しようとしているのは日本だけだ
なんて噂もありますが、
その真相とは…?

 

今回はなぜ「紅葉(こうよう)」と
書いて「もみじ」と読むのか。

 

そして「もみじ」と「かえで」の
違いも詳しくご紹介します!

紅葉(こうよう)と紅葉(もみじ)やかえでの違いは?

f:id:sawamurajin:20171009221922j:plain

みなさんは紅葉(こうよう)、
紅葉(もみじ)、そしてかえでを
それぞれ「これが◯◯」と説明や
思い浮かぶものはあるでしょうか。

 

こういった専門的寄りな知識というのは、
その方面へと進むことがなければ
一生気になることもない
いわゆる雑学寄りの知識ではあります。

 

だからこそ話題作りとしては
一目置かれるまではいかずとも
「そんなこと知ってるのか」と
驚かすことは可能です。

 

ではさっそく紅葉(こうよう)の
意味からお伝えしていきましょう。

 

紅葉(こうよう)とは、
秋に樹木が冬への準備として葉を落とす、
落葉前の葉色の変化のことを指しています。

 

これを総称したものが
「紅葉」と呼ばれているので、
色が変化した後の状態も
含まれています。

 

しかし “こうよう”という言葉には
樹木である“もみじ”を直接意味するものは
いっさい入っていません。

 

では紅葉(もみじ)が辞書などで
どのように説明されているかに
移りましょう。

 

もみじとは、広葉樹が落葉の前に
葉の色が変わることを指しています。

 

あれ?おかしいですね。。。

 

私たちが一般的に呼ぶ“もみじ”は
樹木のことを指していましたよね。

 

木の名前でももみじの名前の入る
樹木はありましたし…。

 

ですがそれどころか
もみじの語源はなんと『もみづ』

 

もみづは平安時代
染料を揉みだし染み出させ、
色が変わることを指す言葉です。

 

「これはいったい…?」
と思うかもしませんが、
次は“かえで”について。

 

楓(かえで)とは、
ムクロジ科カエデ属の木の総称。

 

語源もカエデ属植物の葉っぱの形が
カエルの手の形に似ていることで
『かへるで→かえで』となまった言葉が
現代まで伝わってしまったせいです。

 

こちらはきちんと樹木としての
説明が可能ですし、

では私たちが今までもみじと思っていたのは
いったいなんだったのか。
今度はその真実に触れていきます。

スポンサーリンク
 

もみじはかえでのことだった!?

現段階でみなさんも
「紅葉(こうよう)=紅葉(もみじ)」
という構図が出来上がっていますよね。

 

実はこの“=”で繋いだ2つの
言葉は、本当に同じものなんです。

 

私たちがもみじと呼んでいた
“想像の中のもみじ”というのは、
実は“かえで”のこと。

 

確かに樹木としてイロハモミジや
オオモミジといったもみじの入る
名前の樹木は確かに存在しています。

 

が、彼らはカエデ属の樹木であり
“かえで”なんです…!
驚きですよね。

 

そうなると「紅葉(こうよう)=もみじ」
ではなく「紅葉=もみじ=かえで」に
なってしまいますが、

これはこれで
ややこしいことになってしまいます。

 

ここでさらに驚きの事実をひとつ。

 

もみじとは、かえでの中でも
ひときわ赤色に染まっている
紅葉(こうよう)したかえでの
仲間を指す言葉なんです!

 

なので構図はこうなります。
「紅葉=かえで(もみじ)」。

 

これなら分かりやすいですよね。
植物分類上、もみじとかえでは
区別されていない植物です。

 

英語圏だともみじは
「Japanese mapleと称され、

2つをわざわざ区別させようとして
呼んでいるのはなんと日本人だけ。

 

英語圏だともみじとかえでは同じもの
扱いで「Maple」と呼ばれているんです。

 

また紅葉(こうよう)は
黄葉(こうよう)とも書きますが、
真っ黄色で鮮やかに染まっている場合では
残念ながら「もみじ」と呼ばれません。

 

あくまでも“紅に染まった”と
判別されるほど赤いもののみです。

 

紅葉、黄葉とくればお伝えしたいのが
「褐葉(かつよう)」ですね。

 

紅葉は3色あり、赤色や黄色の他にも
茶色に変化することもあります。

 

褐葉は見た目こそ枯れているように見えてしますが、
黄色に変わる葉と変化の仕方は
それほど変わりません。

 

ただ落葉前に起こるのが紅葉なので
色合い的に褐葉はどうしても枯れている
ように見えてしまうんですね。

まとめ

秋に起こる変化のひとつに
これほど違う認知で伝わって
多くの日本人に馴染んてしまった
言葉も多くはありません。

 

これから紅葉狩りに行く人や
ちょっとした話題や興味を引くため
豆知識として誰かに教えれば、
好感触を得られること間違いなし。

 

もちろん知識をひけらかすように
教えるのはNGですよ。

 

当記事でお伝えした内容をもとに
紅葉狩りの意味を当てはめると、
「木々の色の変化を楽しむ」。
まさに本来の紅葉狩りの意味です。

 

もみじを違う意味で使っていた人も、
知らず知らずのうちに本当の意味の使い方を
紅葉狩り”ではできてしまっている…。

 

海外の人から日本語が1番難しいと
言われることもあるように、
日本語は常用している日本人でさえ
複雑な言語なのだと感じますね。

スポンサーリンク