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カラスが不吉とされてるのはなぜ?実は勝手な思い込みだった!?

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日本ではあまり良いイメージを
持たれていないカラスですが、
あなたはどのようなイメージを持っていますか?

私は今までの体験から
カラスには嫌なイメージしかありません。

小学生の頃、家族でいったキャンプで
ごみを外に出したまま寝て起きたら
カラスに漁られて、テントの周りを
ゴミだらけにされた事があります。

学生の頃部活中に外をランニングしていたら
カラスの大群に会って
怖い思いをしたことがあります。

他にも友人が学校へ行く途中
カラスに頭の上にのられたり、
鞄に糞を落とされたりと
思い返せば嫌なことしか体験していません。

そんなカラスですが、
世間一般的にも不吉とか
良いイメージはもたれていません。

なぜそのように思われているのかについて
紹介していきます。

カラスが不吉とされるのは見た目や朝ごみを漁ってせい?

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カラスが不吉だと言われているのには、
昔から私たち日本人にとって
黒は悪や不吉な出来事を象徴する色だ
という認識があるからです。

例えば、

・黒幕

・腹黒い

・黒星

・黒(犯人を意味する)

ブラックリスト

など、黒は悪い意味で使われることがとても多いです。

カラス以外の動物でも
黒猫やこうもりも全身真っ黒なことから
不吉なことが起きると言い伝えられてきました。

カラスはなぜごみを漁るのか?
疑問に思ったことはありませんか?

都会に住むカラスは
自然に得られるエサがとても少ないので
生ごみを食べています。

カラスはとても視力の良いので
透明の袋であれば遠くからでも
ごみ袋の中身を見分けることができます。

それにカラスはもともと死骸の肉を食べていました。
だからごみ袋の中に入っている
多少腐っているものでもエサとして食べます。

元々は死骸を食べていたカラスに
私たち人間が良いイメージを抱くはずがありません。

カラスにまつわるジンクスとは?

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昔からの言われとして
「カラスが泣いたら人が死ぬ」
というのは聞いたことはありますか?

なぜこのように言われるようになったのか・・。

先ほども書きましたが、
カラスは死骸を食べて生きています。

自分のエサを得るために
弱っている動物や人間の周りをうろうろして
死を待ち、エサを得ていました。

それをみた昔の人が
「カラスが泣いたら人が死ぬ」
と言うようになりました。

その他にも
「カラスと目が合った日は、
大切な約束はキャンセルしたほうが良い」
と言われています。

カラスは昔から悪い知らせを運んでくる
と言い伝えがあります。

仕事で重要な商談の日などは
カラスと目を合わさないようにしたほうが
良さそうですね。

とても少数ですが、
カラスにまつわる良いジンクスもあります。

カラスは家族や子供をとても大切にします。
子供を守るために、
人間が巣に近づいてきたら
親カラスが攻撃をしていた
というニュースが過去に報道されていました。

そんなことから
「カラスが泣くと子供が産まれる」
というジンクスもあります。

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神話や伝承では太陽の使いや霊鳥とされていた!?

世界各地の神話や伝承に登場するカラスは
太陽ととても密接な関係であります。

その為カラスは太陽の使いではないか
という言い伝えもあります。

神武天皇が東征により、熊野に赴いた際、
天照大神天皇の道案内役に
カラスを遣わしたという物語です。

天照大神は太陽の神様であり、
その使者にカラスを遣わしています。

その時に案内をしたカラスが
三本足の八咫烏(やたがらす)です。

八咫烏の三本足が何を意味するか諸説あります。

その中の一つとして、天・地・人を表し、
太陽から生まれた兄弟であることを示している
という説もあります。

また八咫烏はボールがゴールに導くように
との意味を込められ、
日本サッカー協会のシンボルにもなっています。

古代の人々にとって太陽は神聖な象徴でした。

カラスは鳥類の中で一番頭が良い鳥です。

くるみを道路に置き車に踏ませて割るなど、
その賢さを一度は耳にしたことが
あるのではないでしょうか?

行動生物学者たちはカラスの事を
「羽を持った霊長類」
呼ぶことさえあるそうです。

他の鳥に比べてカラスの頭脳は別格
ということがわかります。

カラスは捕獲した人間の顔を約5年間忘れず、
しかも仲間にもそれを知らせる方法がある
というデータがあります。

色々なエピソードから
カラスがどれだけ頭の良い動物かわかりますね。

昔の神話や伝承のエピソードはもちろんですが、
現在まで続くカラスの生態を観察していると
神の使いとして生まれた為、賢さが備わっている
という説にも納得できます。

まとめ

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カラスはその真っ黒な見た目や鳴き声から
「不吉」と言われ、様々なジンクスがあります。

しかし過去を遡ってみると
世界各地で共通して太陽の使いや神の使いと
言われてきました。

過去と現在でなぜこんなにも
カラスに対するイメージが変わってきているのか?

遡ること、江戸時代に
「カラスの声がうるさく眠れなかった」
と落語の題材にでてきました。

そのころからカラスは人間にとって
身近なものになり
ストレスとなっていたことがわかります。

そして徐々に悪いイメージが着き
今ではそれが定着してしまいました。

人間は悪いイメージが頭に残りやすい傾向にあるため、
カラスは不吉で縁起が悪い象徴というのが
多くの人に広まり、それが現在に至るまで
そのまま広まってしまいました。

これは私たちの勝手なイメージで
本来は神聖な動物であったことも
覚えておきたいですね。

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