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赤ちゃんが抱っこ紐からの落下事故を絶対に防ぐ為の注意点とは?

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抱っこ紐は種類も豊富で
抱っこやおんぶをすることができ、
赤ちゃんとのお出かけや、
家事をするときにとても便利です。

今や育児に欠かせない抱っこ紐ですが、
抱っこ紐から落下してしまう事故が
起きています。

ここではどのような原因で
抱っこ紐からの落下事故が起こるのか、
防ぐために注意しないといけないポイントについて
紹介していきます。

赤ちゃんが抱っこ紐から落下する事故は年間どのぐらいあるの?

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抱っこ紐からの落下事故が
注目されるようになったのは
2014年ごろでした。

東京消防庁のデーターベースから集約した結果、
2009年から2014年6月までに報告されている
抱っこ紐の落下事故件数は
117件になっています。

5年間で117件ということは
年間に換算して23件もの落下事故が起きている
ということになります。

中には抱っこ紐から落下し
コンクリートの地面に頭部を強打し
クモ膜下出血によって入院する
という重症例もあります。

赤ちゃんが抱っこ紐から落下しないようにする為の注意点とは?

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非常に多くの抱っこ紐が普及していますが、
どのようなことが原因で
落下事故が起こっていたのでしょうか。

一番多い落下事故の原因は、
正しく装着できていない、
誤った使い方をしている、
ということです。

抱っこ紐は
抱っこによる体への負担の軽減を図るために、
肩や背中、腰に大きなベルトで固定するものが
多いです。

抱っこ紐を装着する際に
一つ一つ止めていくのですが、
きちんと止めていないことによって、
ベルトが外れ落下事故が起きてしまいます。

私も子供がまだ小さいときに
よく抱っこ紐を使って、
お出かけしたり、家のことをしていました。

留め具はすべてきちんととめ、
体にもフィットするようにベルトの長さも調節し、
使用していました。

ですが、子供の動きが激しくなると、
抱っこ紐からすり抜けるように腕や肩を出して、
上半身でのけぞって落ちそうになり、
ヒヤッとする場面が何度もありました。

また、きちんと装着して、
子供もおとなしく抱っこされていても、
下に落ちているものを拾おうとして
上半身を下げると、思わず
子供が落ちそうになったこともありました。

このように
抱っこ紐を使用したことのある人なら、
1度ぐらいはヒヤッとした経験が
あるのではないでしょうか?

抱っこ紐からの落下事故は
頭部の骨折や裂傷など重症な例も多く、
事故を何とか減らそうと
一般財団「製品安全協会」が働きかけ、
新基準が制定されるようになりました。

それまで想定外とされていた動きにも注目して、
特に前向き抱っこで使用している状態で
赤ちゃんが落下しないよう設計されています。

基準をクリアしたものにのみ
SGマークを許可しています。

新しい安全基準を満たし
SGマークを取得している製品で
正しい使い方をしていても
事故が起こる場合もあります。

それは製品の劣化です。

抱っこ紐は毎日長時間使用することもあり、
赤ちゃんの汗やよだれで汚れたり
劣化することもあります。

また、抱っこ紐の中には高価なものもあり、
兄弟がいる場合、
古くてもそのまま使用する場合も多いです。

もちろん、安全面から見て
ある程度の耐久性が保証されている場合もありますが、
実際使用していた製品が劣化し、
落下事故につながる危険性もあります。

実際、抱っこ紐を利用して買い物をしている最中に
抱っこ紐が切れて赤ちゃんが落下し、
頭を強打しそのまま救急搬送されたケースもあります。

使用前には必ず、
金具など重要なパーツの破損はないか
注意しておく必要があります。

抱っこ紐からの落下事故を防ぐためには、
安全基準を満たした製品を使い、
正しい装着方法で、
事前に破損の有無をチェックしてから使用しましょう。

新生児など小さい赤ちゃんに抱っこ紐を使用する場合、
落下による事故のほかに
窒息による事故にも注意していかなければなりません。

特に首が座る前に抱っこ紐を使用する場合は、
赤ちゃんが自分で首を支えたり動かしたりが十分に行えず
窒息のリスクが高いです。

そのため、
使用する際は新生児から使える製品なのか、
赤ちゃんの様子はどうかを確認して
正しく使用しましょう。

東京都は抱っこ紐による事故の増加を受けて、
抱っこ紐を使用する際に
確認すべきポイントを上げています。

・バックル、留め具の留め忘れ

・子供の位置

・ウエストベルトの位置

・子供の様子(苦しくないか)

・ベルトのゆるみ

以上のポイントは
使用する際に必ず確認するように
東京都のほかに消費者庁、製品安全協会も
推奨しています。

使用される際には

必ず注意してみてください。

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万が一転落事故が起きてしまった場合どうすればよいのか?

この記事は転落事故が起こさないのが前提ですが、
万が一転落事故が起きてしまった際の対処法も
載せておきます。

1.焦らずに確認を!
高い場所から落ちて頭をぶつけても、
すぐに泣いた場合は大丈夫な可能性が高いです。

反対に、もしも泣かないでぐったりとしている場合や、
目の焦点が合っていない場合は
すぐにでも病院に連れて行ってください。

2.外傷がないかの確認を!
頭や体に傷やこぶがないかを
さすりながら確認をしてください。

もし、たんこぶができていた場合には、
たんこぶの感触が固いか、ブヨブヨしているか
確認してください。

固い場合は大丈夫ですが、
ブヨブヨしている場合は
頭の中で出血している可能性があります。

すぐにでも病院に連れて行ってください。

3.嘔吐や痙攣をしていないかの確認を!
嘔吐や痙攣をした場合は、
すぐにでも病院に連れて行きましょう。

4.落下してから2日間は様子を見ましょう!
頭をぶつけた後、
2日間(48時間)は異常がないか
気をつけてあげてください。

少しずつ頭の内側で
出血を起こしている場合には、
時間が経つにつれて
体調に変化が出てくる場合があるためです。

最低でも2日間問題なければ
大丈夫である可能性が高いです。

まとめ

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今や抱っこ紐は育児をするうえで
なくてはならないアイテムになりました。

前向きに抱っこすることも、
背中でおんぶすることもでき、
両手も使えるようになるし
とても便利な道具です。

しかし正しい使用方法を守り、
事前に劣化や破損の有無を確認し、
注意して使用しなければ
落下事故につながります。

最悪の場合、
最愛のわが子をなくしてしまう可能性もあります。

そんな悲しい思いをしないように
もう一度抱っこ紐の説明書を見返して
使用法の確認をしてみてはいかがでしょうか?

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