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車中泊の人必見!命の危険もあるエコノミー症候群を予防する運動とは?

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旅行に行ってホテルなどの宿泊施設に泊まる場合は
良いのですが車の中に泊まる人も
いるかと思います。

そんな人には
是非知っていただきたいことがあります。

エコノミー症候群という言葉を
どこかで聞いたことはありませんか。

正確には、
エコノミークラス症候群という言葉です。

これは、飛行機の言葉から由来しているのですが、
長時間のフライトだけに限った話ではなく、
とても身近な問題なのです。

熊本震災でもニュースになったエコノミー症候群の症状とは?

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熊本地震の後、避難所の不足や
立て続けに起こる余震への恐怖から
多くの人が車中泊避難をされました。

長時間、
同じ姿勢のまま座っていると
脚の血流が悪くなり、
ひざや太ももの裏あたりに
血液がかたまってしまいます。

それにより、軽い場合は

・足のむくみ

・しびれ

・軽い痛み

を感じます。

長い時間同じ姿勢のままでいた後に
急に立ち上がってしまうと
血の塊(血栓)が急に血流にのって流れます。

それが肺まで流れると、血管がつまってしまい

・胸の痛み

・息苦しさ

・動悸

など、カラダに異常を感じます。

最悪の場合、
呼吸困難となり死に至るケースもあるほどです。

エコノミー症候群は、すぐに起こる場合もありますが
1~2週間経ったあとに起こることもあるのです。

長時間パソコンに向かったまま同じ姿勢で仕事をしたり、
旅行で、バスや車で長時間移動するなど、
身近なところにエコノミー症候群にかかってしまう
可能性が潜んでいます!

エコノミー症候群を予防する運動やおすすめのグッズは?

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一番の予防方法は、数時間ごとに歩くことです。

仕事中も5分だけでも席を立ったり
バスや車で長時間移動しているときは
数時間ごとにサービスエリアなどで休憩し、
歩き回ったりしましょう。

また、

・屈伸運動

・ふくらはぎのマッサージ

・足首を前後に動かす

・足首をまわす

なども効果的なストレッチになります。

足だけではなく、
肩(肩甲骨)や首をまわすことも
血行を良くする働きがありますので
忘れずにやってみてください。

脚を組むくせのある方、要注意です!
血行がさらに悪くなってしまいます。

あらかじめ長時間
同じ姿勢でいることがわかっている場合は
予防グッズを活用しましょう!

お手軽なものでは、着圧ソックス。
「ドクターショール フライトソックス」
長時間のフライト専用の靴下で、男女兼用です。

英国航空健康協会から認定されている商品なので、
効果も期待できます。

マッサージローラーは形や大きさなど
色んな種類のものが出ているので
自分が使いやすいものを選ぶと良いですね。

ふくらはぎや太ももの裏など
手の届きにくいところもマッサージできます。

膝の裏や足のつけ根には、
たくさんのリンパが集まっています。

そのあたりを刺激することで
血の流れを良くすることもできます。

少し行儀が悪い気もするので、
周りを気にしながらですが
脚をすこし高い位置にあげておくのも
効果的です。

車中泊をする時は、
できるだけシートを倒しましょう。

座った状態(足を下した状態)で寝るときは、
足元に段ボール箱を置くなど、
少しでも足の位置を高くする工夫をしましょう。

意外な気もしますが、
運動やストレッチだけでなく
水分補給もとっても重要です!

なぜかというと、
水分不足では体内の血が濃くなってしまいます。

それによって、
血が凝固しやすくなってしまうのです。

反対に、
利尿作用のあるコーヒーやアルコール類は
飲み過ぎないように。

体を締め付けないよう、余裕のある
ゆったりとした服を選ぶのもポイントです。

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エコノミー症候群になったらどうすればいい?適切な対処法は?

命の危険もあるといわれているエコノミー症候群。
なってしまったら、
病院での診察・治療をおすすめします。

大げさだと思うかもしれませんが、
重度の場合、血管の病気ということになります。

循環器科

・循環器内科

・血管外科

・心臓血管外科

・心臓内科

のある病院へ行きましょう。

前にも書きましたが、
時間が経ってから発症する場合もあります!

油断せずに、異変を感じたら専門医や、
近くない場合は、かかりつけのお医者さんでも良いので
早めに診てもらいましょう。

脚のむくみなどの初期症状を感じた方は
歩いたり、ストレッチをしたり、
体を動かして血の流れを促進させましょう。

すぐに立ち上がったりすると、
急な血液の流れで肺に血が詰まるおそれがあるので、
まずは座っている状態から体を動かしましょう。

何よりも、
初期症状を無視しないことが大切です!

まとめ

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誰にでも起こる可能性がある上に、
悪化してしまうと想像以上に怖い
「エコノミー症候群」。

他の病気と同じように、
リスクが高い人の特徴があります。

血栓症を起こしたことがある人。
または家族に起こした人がいる人。

・肥満気味の人

・妊娠中、産後の女性

・タバコを吸う人

・高血圧や糖尿病などの生活習慣病を患っている人

などです。

遺伝や、妊娠・出産などは対処できませんが、
それ以外は、日ごろの生活で見直すことができます。

エコノミー症候群は、簡単に言うと
「血が滞って、血の塊ができる」ということです。

・喫煙

・飲酒

・食べ過ぎ(特に塩分、糖分、脂肪分の摂り過ぎ)

・運動不足

・ストレス

は血液がドロドロになりやすく
血栓ができるリスクも高まります。

単なる「座ったまま」だけが
原因だと思っていませんでしたか?

エコノミー症候群には、
普段からの生活習慣も
大きく関わっているのです!

これから旅行に出かける方、
最後まで楽しむためにも
予防と対策をしっかりしましょう。

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